SMC初学者さん向け復習コンテンツ

Liquidity・FVG・Premium/Discount・OB
SMCにおけるこの4つの概念について、シンプルにチャートに適用して"アルゴリズム脳"で考える例を、SMC初学者さん向けに置いておきます。
以前はX(Twitter)でこの記事のような内容を毎日ポストしていたのですが、アカウントが凍結されてしまったので...
解説記事は読んだけど、いざ自分でチャートを見ると、どれをどのように適用して考えればいいか分からない...
という方は、参考にしてみてください。
すでに他の個別解説記事を全て読んでいる前提で書いています。
ドル円・ゴールドの2つを例にしていますが、ゴールドの更新頻度が高め。
とはいえ、ドル円・ゴールド以外をトレードする場合でも考え方は全く同じです(アルゴリズムの動作原則は不変)。
スマホではチャート画像が見にくいため、PCからアクセス・閲覧を推奨。
もしチャート画像のローソク足が見づらい場合、ブラウザ設定で少し拡大/ズームすると見やすくなります。(画像右クリックから"新しいタブで画像を開く"でもOK)
ー もくじ ー
本記事の使い方
日付・時間足と共にチャートを貼っているので、
- 実際に自分のチャートで該当部分を見てみる
- 実際に各要素を引いてみる
とすることで、「読んだだけじゃ何をどうすればいいか分からない」から「なんとなく分かってきた」くらいにはお役に立てるかと考えます。
各個人の持つ知識量・経験によって見えるものは違ってくるので、あくまでも"考え方の一例"として見てください。
※ TradingViewの場合、1〜5分足は時間の経過とともにわりとすぐに過去データが見れなくなっていくので実際に該当部分を見ることはできなくなってしまう
ドル円
▼2025/03/03
15分チャート、週足FVGを埋めに上昇したところまでについて。
▼pwHigh(前週高値)を取りつつ、週足FVGをちょい埋めして下落
▼Equal Lowを取る
▲Equal Lowを取るとはつまり、アルゴリズムが既存ロングを狩る & 下落か!?と勘違いさせショートオーダーを誘引し、相対するロングを積んでいるところ。
▼Discount + 4時間足 FVG + 4時間足OB + London Killzoneでサポート
→ 週足FVGを埋めに上昇
アルゴリズムは、Liqudityを取る・FVGを埋める・Discountでロングを積む...の3原則をキレイに満たした例でした。
▼矢印部分を4時間足で見ると、要素がよりクリーンに見えることが分かります。
▼ポイント
▼pdLow起点でPremium/Discountを引いている。
▼pwHighを取ったものの、約3.5pipsと浅い=Shallow Runと考えられる。
▼Liquidity + FVG + Discount、この3要素にOBが重なっている。(London Killzone内でもある)
ちなみに、この前日の動きについては以下記事を参考にしてください。
▼2025/03/04
▼1時間足チャート。週足FVGを全埋めのあと大きく反転 → pmLow(前月安値)&埋め残しの月足FVGへ...というのが大きな流れ。
▼ここにLiquidity + 1時間足FVG + Discount + OBが重なるものの、全くサポートしていない。
▲"週足"FVGというより上位足の強いレジスタンスの力によって弾かれpmLow&月足FVGを目指している、つまり「BiasはBearishな時、Bullish FVG・OBは効かない」ということがわかる例。
▼週足FVGを埋めるのを1分足などで見ていて、この部分で「上抜けした!上昇継続か!?」とは安易に考えないこと。
月〜日足FVGを全埋めする→埋めた後も上昇...と見せかけて反対を行くことはよくあります。
▼ちなみに、162円を頂点とした大きなPremium/Discountを引くと、この週足FVGはちょうどPremiumに入り込んだところにある...というのもアルゴリズム的視点では重要。
つまり、週足FVGを埋める + Premiumでショートを積む=pmLow&月足FVGへ向けて下落...という流れ。
▼pmLowを取りにいくかと思いきや、わずか3.7pips足らずにEqual Lowを形成したところ。
▲「週足FVGを埋めて下落してきた」「直下には月足FVGがある」という状況を考慮すると、これだけ見え見えのEqual Lowはショートのチャンスとなる可能性が高く、この場合はOBが価格を押さえつけてpmLowへ下落。
▼日足で見ると、この部分は一般トレーダー的には「とうとうサポートラインを割ったぞ!」というところなので、ブレイク狙いの大量ショートが入ってくる。
▼上記矢印部分を1時間足でズーム。
▼続く
▼2025/03/05(水)〜06(木)
▼4時間足Premium FVG埋め→月足FVGをさらに埋めに下落
▼03/06(木)
矢印部分、pdHighから引いたPremiumにわずかに入り込んでいることがわかる。アルゴリズムはPremiumでショートを積む。
ゴールド(XAUUSD)
「サクソバンク証券(SAXO)」のチャートをもとにしています。ブローカーによってローソク足の形が異なる可能性があります。
▼2025/03/03
この下落からの上昇部分について。
▼週足FVGを半分埋める
↓
日足Sell side Liquidity取る
↓
日足FVGへ向かって上昇
▲アルゴリズムはLiquidityを取りにいくかFVGを埋めにいく、この2つしかしない...というのがよく見える例。
▼同じ15分足で少しズーム。
03/03のLondon Killzoneで、Sell side Liquidityを取りつつ1時間足FVGを全埋めして反転(微妙にFVGの埋め残しがあった)。
▼Discount FVGで反転。
▼NY Killzoneで、Discount FVG + OB
→ 日足FVGへ上昇
▼2025/03/05
▼なぜここへ向かって急落 → pdHighへ向けて急反転したかというと...?
・・・「日足」チャートを見て考えてみてください・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・
・・・
▼日足Immediate Rebalanceが発生したため。
▲Immediate Rebalance直後からpdHighへ向けて一気に駆け上がっている点に注目。
▼このEqual Lowをアタック=アルゴリズムが既存ロンガーを全員狩り取っているのももちろん大きなポイント。
このEqual Lowには大量の売り注文(ロング損切り・ブレイク狙いの新規ショート)があるところ。アルゴリズムはそれを利用してロングを積む → pdHighへ...という流れ。
▼あわせて、pdLowから引いたDiscountにしっかり入りこんでいるのもポイント。
「アルゴリズムはDiscountでロングを積む」という原則。
▼03/06(木)
▼1時間足Premium FVGを埋めて下落
▼pdLow + 1時間足FVG(埋め残し) + 1時間足OB @London Killzone
=急反転
▼OBをタッチした部分を1分足で拡大。精度に注目(誤差-0.8pips)。
▼pdLowを割ったところで「ブレイクした!」と考えた一般トレーダーの大量ショートが入ってきたので、アルゴリズムはロングを楽に積むことができたところ。
- pdHigh・pdLow(前日)
- pwHigh・pwLow(前週)
- pmHigh・pmLow(前月)
これらは重要なLiquidityなのでかならず毎日・毎週・毎月チェックする。
▼参考
▼03/07(金)
▼15分足で見ると、Discountにポッカリと空いたFVGがサポート(Asian Killzone開始直後)。
▼pdHighを取ると見せかけて取らずにEqual Highを形成
▲このEqual Highへ近づくにつれ「ブレイクするか!?」と期待した一般トレーダーのロングが大量に入ってくるところ。
▼アルゴリズムはそう簡単にロンガーを儲けさせるつもりはないので、いったんDiscountへと価格を突き落として既存ロングを全員焼きつつ、アルゴリズム自身はDiscountなのでロングをしっかり積んでからターゲットのEqual Highをアタック。
▼03/10(月)
▼この下落部分について。
▼まず、この赤枠部分はアルゴリズムにとって「Premium=売った方が得」なゾーンだったところ。
▼Premiumでショートを積み上げたアルゴリズムは、どこを目指すか?
▲Discountでした。
▼7日(金)でこの高値を更新したところは、一般トレーダーの多くが「安値・高値切り上げ=上昇継続だ!」とテンションMAXになったところであり、それはつまりアルゴリズムにとってはショートをカンタンに大量に積みまくるに最適なポイント。
▼15分足で拡大
7日(金)にBuy side Liquidityを取ったあとは、下落→Premiumでショートを積む→下落→Premiumでショートを積む→下落→Discountへ
つまり、Buy side Liquidityを取ったことで、アルゴリズムのbuy programからsell programへ明確に切り替わり、Bias=Bearishになったことが分かる。
▼その後
(Sell side Liquidityを取ってロングを全員退場させたあと)アルゴリズムはDiscountでロングを積む→pdHighへ向けて一気に上昇。
▼この部分を5分足で拡大。
▼Equal Lowなので、再度アタックしにくるのでは...?と考えたくなるところだが、そうはならなかった。
▼「Equal Lowが形成された状況はどうなっているか」の文脈をよく考える。
まず、ここはSell side Liquidityを取った(=レンジを下抜けした)ので、一般トレーダーの「下抜けしたぞ!」ショートが大量に入ってくるところ。
▼アルゴリズムは、ここをDiscount=お買い得ゾーンと認識している。大量に入ってくるショートオーダーを利用して、アルゴリズムはこれまでに積んできたショートを利確しながらロングを積むところ。
▼そのため「アルゴリズムがロングを蓄積しようとしているところ」で「このEqual Lowに向けてショートを狙う」のはリスクが高い状況と考えられた。
▼03/14(金)
▼2956ドルを超えたところ。
▼ここであらためて週足を見てみると、
FVGを埋める→Buy side Liquidityを取りにいく...といういかにシンプルな値動きであるかが分かる。
▼再び4時間足
1. 週足FVGを半分埋める
2. Shallow Runを形成(=Equal High)
3. Sell side Liquidity取りつつDiscountでロングを積む
(ここで既存ロングは全員退場 + 焦ったショートが流れ込む)
4. Shallow Runをアタック
▼03/25(火)
▼週足immediate rebalanceが発生。
▲週が明けた月曜日の時点で、週足チャートをチェックしてこのラインを認識していることが重要。
▼5分足
週足immediate rebalance
↓
Equal High形成
↓
discount FVG(埋め残し) @Asian killzone(=ロングのチャンス)
↓
Equal Highをアタック
▼03/27(木)
▼1時間足
pwHigh(前週高値・過去最高値)を更新した部分について。
▼5分足で拡大
NY Killzone開始後、pwHighを取らなかった & クリーンすぎるEqual Highが残したまま下落していった点に注目。
Equal High=アルゴリズムの格好の的=アタックされやすい。ということは...
▼たとえばこの時点でどこまで落ちるかは一旦置くとして「pwHighがターゲット、つまりBullish」というBiasを持ち続ける。
▼結果的に、NY Killzone内で、1時間足FVG埋め + OBで急反転 → pwHighへ
▲1時間足で見ると「どう見てもここにしかない」というクリーンなOBを見つけられる。
▼しかも、ここはpdLowを起点にPremium/Discountを引くと、ちょうどDiscount(ほぼEquilibrium)になるところ...というのもポイント。
▲つまり、Discount + FVG + OBの3つの基本要素がNY killzone内でしっかりと重なるところ。精度の高さに注目。
▼04/07(月)
▼日足のImmediate Rebalanceが発生し、強く反転&下落。
▼加えて、ここはpdHighを起点にPremium/Discountを引くと、ちょうどPremium(ほぼEquilibrium)と重なるのも大きなポイント。
▼04/09(水)
▼この急上昇した部分について
▼まず、週足FVGを半分近く埋めており、週足レベルで見てDiscountであることを認識する。
▼15分足で拡大
かつ、15分足で見てもここはDiscount(週足Discountの中でさらにDiscount)で、つまりアルゴリズム的に「お買い得ゾーン」であり「ロングを積むゾーン」であることを認識する。
▼...というこれまでの状況をふまえたうえで、Asian KillzoneでpdLowを取ったことが"トドメ"となって反転・急上昇。
▼念のため、pdLowを取った部分は日足で見るとこう見える部分です。
▼再度まとめると、
- 週足FVG埋め
- 週足でDiscount
- 短期足で見てもDiscount
- DiscountでpdLowを取った @ Asian Killzone
▼ではどこへ向かったかというと、Buy side Liquidityをアタックしつつ、Premiumへ。
▼04/16(水)
▼最高値を更新して急上昇した後のこの部分で、ロングのチャンスを2例。
▼チャンス1例目
Equal Low + FVG + OTE(Deep Discount) + OB @NY Killzone
▼チャンス2例目(ほぼ同じパターン)
Sell side Liquidity + FVG + OTE + OB @NY Killzone
▼急上昇を始めると、この辺の伸びている時に(=Premiumにいる時に)「やべぇ、上がってっちゃう!」と焦ってロングしてしまいがち(直後に後悔しがち)。
▲こういう「典型的な一般トレーダーの感情的エントリー」はしてはいけない。
▼アルゴリズムの原則に従って、かならずDiscountを待ってロングすると「なにやってんだ俺のバカやろう!」というミスが減る。
狙ったDiscountまで降りて来ずに上昇し続ける場合もあるけど、その場合は
「潔くあきらめて次のチャンスを待つ。なぜなら同じパターンは明日も明後日も来週も来月も繰り返されるからだ。」
...というのがICTの回答。
▼04/17(木)
▼大きく下落→大きく反転した部分。「なぜここで反応したのか?」をアルゴリズム目線でシンプルに考えてみる。
▼まず、この「pdLow」に注目。
▼pdLowを起点にPremium/Discountを引くと...Discountまで降りてきた後に反応していることが分かる。
▼4時間足で見るとDiscount FVGを埋めにきているのもポイント。
▼5分足で見ると、Discountがこの部分。
▼ここに注目。
▲pdLowから引いたEquilibriumとFVGが重なっており、FVG埋め→Equilibriumでピッタリ反応している。
▼04/21(月)
以下1・2・3の部分について「かならずDiscountに入り込んでから反転・上昇してるよね」という確認。
▼1の部分を拡大
London KillzoneでDiscountに入り込む → 1時間足OBに刺さって反転
▼1時間足OBはこれ。
▼2の部分を拡大
NY KillzoneでDiscountへ入り込む → FVGを埋めて反転
▼3の部分を拡大
Equilibrium + FVG + OBで反転
▲BullishなときはDiscountへ深く入り込まず、Equilibriumで反応する場合がある。
▼Bullishなとき、このように
Discountで反応する→反応したところを起点にPremium/Discountを引く
↓
Discountで反応する→反応したところを起点にPremium/Discountを引く
↓
Discountで反応する...ということがよくある。
「アルゴリズムはDiscountでロングを積む」という原則をよく読み取れるチャート例。
▼04/22(火)
London KillzoneでBuy side Liquidity取る & キリの良い3500ドル到達 → 大きく反転
▼3500ドル到達後、直前のswing lowを取ってマーケットストラクチャー(MS)がシフトした後からBearish FVG & Bearish OBがビタビタに効き始めていることが分かる
- これまで、一方的に上昇を続けてきたこと
→ 楽観的ロングが全員、簡単に利益を出している状況 - KillzoneでBuy Side Liquidityを取ったこと
- キリ番で強く反応したこと
- MSシフトしたこと
- これらの↑イベント発生後から、Bearish FVG/OBが効き始めていること
このあたりの情報を併せて「アルゴリズムがBuy ProgramからSell Programへ切り替えた=しばらくはBias=Bearishか...?」と感じ取るサインとなり得る。
BiasがBullishの時はBullish FVG/OBが、Bearishの時はBearish FVG/OBが効きやすくなる...という基本を思い出す。
BullishからBearishの転換をリアルタイムで推測するのは難しいけど、「過去チャートの分析を積み上げることでリアルタイムにアルゴリズムの意思を推測できるようになってくるから後から過去チャートを見返して学習しろ」というのがICTの言葉。
▼04/23(水)
Biasが明らかに分かりやすい日だったので、この日の値動きは復習する価値が大きい。
▼3,500ドル到達後に急落した「London Killzone開始直前」の4時間足。
▼アルゴリズムはLiquidityかFVGを目指す...という原則から、このSell side Liquidity・日足FVGをターゲットに下落しているのではないかと考え、Bias=Bearishと想定するのが妥当な状況
▼結果的に、そこへ向けて引き寄せられていった。
London Killzone以降の動きを詳しく見てみる。
▼London Killzone開始直後、下落したものの「日足FVGを埋めることなく」反転・急上昇した点に注目。日足FVGをニアミスしていることから、Bearish Biasを持ち続ける。
Bearish Biasのときは、Premiumでショートを積むのがアルゴリズムの原則なので、
まずPremiumゾーンを探し、他にも重なる要素を探して待ち構える...というのが基本。
▼この急上昇は、アルゴリズムがPremium(ほぼEquilibrium)でショートを積み増すために価格を操作して上昇しに来ただけ(ターゲットであるLiquidity&日足FVGへ落とす準備)

Asian Highを起点に引いている
▼ここを起点にOTEを引いても良い。
※画像のローソク足が見にくい場合は「画像右クリック→新しいタブで画像を開く」で拡大して見てください
▼1時間足FVG + OBもEquilibrium(またはOTE)に重なっており、Bearish OBがこれ以上ないほどの精度で効いている(つまりアルゴリズムのBiasはBearishであることの表れ)
▼15分足で見ても、Bearish FVGとそれに重なるBearish OBの精度が美しい。
アルゴリズムのターゲットが明らかなとき、つまりBiasが明らかなときは、FVG・OBがビタビタに効くようになる...ということをよく表すとても良いサンプル。
たとえば、
日足FVGに引き寄せられているだろう、という想定をできていない
↓
Bearish FVG/OBがバチバチに効いていること(Bearish Biasを持ったアルゴリズムの意図)に気付かない
↓
NY Killzoneだしそろそろ反転するだろうと安易に考えて、5分足を見てこのDiscount FVGでロングする
▼...といったような判断をしてしまうと、事故につながる日だった。
▲上位足は下位足を支配する原則より、日足FVGによって下へと引っ張られているとき、下位足(この場合は5分足)では反対方向へ逆らうことはできない。
Liquidityを取りつつ日足FVGを埋め始めたら、いったんBearish Biasは解除して「アルゴリズムのターゲットはさらに下なのか、Bullishへと転換するのか」の観察モードへと切り替え。
▼参考記事
▼04/24(木)
日足FVGで反転上昇
↓
日足Immediate Rebalanceで反転下落 @Asian Killzone
↓
Sell side Liquidityを取りつつDiscountへ @London Close Killzone
(ここでアルゴリズムはロングを積み上げる)
↓
ロングを積んで上昇準備完了したアルゴリズムはBuy side Liquidityをアタックへ
▼Shallow Run=Equal High
▼04/25(金)
▼pdHighを取ったのをトリガーに大きく下落した日。
▼Asian Killzoneを拡大
pdHighを取ったあとのクリーンなEqual Low形成部分。
▼London Killzone & NY Killzoneを拡大
2つのレベルのEqual Lowが形成された場面。
▼NY Killzoneで、直近Equal Highを取りつつPremiumへ寄り道してからEqual Lowへ。早すぎたショート勢を狩りつつ、上昇するか!?と勘違いロングを誘発したところでアルゴリズムが最後のショートを積んだところ。
▼短期足で見るとEqual Lowが形成されていたとはいえ、もう少し俯瞰すると、ここはOTEゾーン(つまりDeep Discount)だったため、ショートリスクの高さも認識しておくべきところだった。
▼Equal Lowを取ったあとは、London Close KillzoneでFVG + OTEがトリガーとなって急反転。
Equal Lowを下抜けたところで「ブレイクした!急げ!」と焦って入ってきた大量ショート勢がアルゴリズムのロングに食われた様子が分かる。
下抜けをした後に焦ってショートをしても遅い。
▼04/28(月)〜05/01(木)
▼クリーンなEqual Lowが残っていた + その直下に週足FVGがあった
=Biasは"明らかにBearish"だと推察できた状況
▼日足で見ると、「明らかに怪しすぎるEqual Low」であることを感じ取れるはず(たとえ週足FVGがなかったとしても)。
▼4時間足で拡大
OTEへ上昇 → Equal Low & 週足FVG埋めへ下落
▲上記矢印部分、OTEへ向けて上昇した部分は「上にブレイクくるぞ!」と一般トレーダーに誤解させるためのフェイク
▼ここで、週足FVGへと落ちる前に最後にPremium(ほぼEquilibrium)まで上がってきているのもポイント
▼アルゴリズムはEqual Highを一掃してショートを狩りつつ、NY Killzoneで最後にPremiumでショートを積んだことをトリガーに下落。
▼Equal Low & 週足FVGを目前にしたこの上昇はフェイクで、アルゴリズムが意図的に価格を操作した部分(NY Killzoneであることもポイント。Killzone=アルゴリズムが明確な意図を持って動くことが多い時間帯)
▲ここは重要指標発表と重なったところであり、世界中のトレーダーが感情的になるところ。上昇するにつれて大量の感情的ロングが入ってくるので、Bearish Biasを持ったアルゴリズムは大衆の感情を利用するようにPremiumでショートを積んだところ
- Equal Low・上位足FVGの特性(=ともに強い吸引力があること)を理解している
- Equal Low・週足FVGをチャート上で認識している
→ 前週金曜が終了した時点で即座に週足FVGを把握しておく
この2点ができていれば「Bias=Bearishの状況でこの上昇はフェイクか」と落ち着いて観察できたところ。
▼05/02(金)
▼Equal Lowを取りつつ週足FVG埋め → 週足Discountに入り込んで反応
▲週足Discountへ入り込み始めた段階で「短期ショート目線は一旦解除」が冷静な判断。上位足レベルのDiscountへ初めて入り始めた段階なので、アルゴリズムはこれまで高値(Premium)で積みあげてきたショートの利確フェーズに入ると考えられ、「この下落勢いは続くだろう」という安易なショートはハイリスク(Discountでショートは遅すぎる)。
大きく動いているとき、上位足でのPremium/Discountの把握が重要...ということが理解できる例。
スキャルピング/デイトレで下位足ばかり見ていると忘れがちなので要注意。
▼日足Immediate RebalanceがBuy sideのキーレベル
▼日足Immediate Rebalance + OTE(pdHigh起点) @NY Killzone
▼05/05(月)
週足&日足FVG埋める→週足Discountでロングを積み上げる
↓
日足FVG埋め & Buy side Liquidityをアタックしに急上昇
▼アルゴリズムは基本的にこの3つしかやることがない。
- Liquidityを取りに行く
- FVGを埋めに行く
- Discountでロングを積む(Premiumでショートを積む)
▼アルゴリズムが日足FVGをターゲットに上昇を始める直前の動き
1時間足FVGを半分埋め、Discountで最後のロングを蓄積→一気に上昇
▼Bias=Bullishのとき、アタックされそうに見えるEqual Lowは残したまま上昇
「Bias次第ではEqual High/Lowは必ずアタックされる保証はない」ということを示す良い例。
▼05/06(火)
▼Discountでロングを積んだら、Premiumへ向かうアルゴリズム
▼05/08(木)
▼8日開始直前の状況
下にはEqual Low + 日足FVG、上にはクリーンなEqual Highあり。
▲「距離的にEqual Low&日足FVGが先か...?」という感じはするが...
▼15分足でEqual High部分を拡大
この時点で、先にEqual Highをアタックしに行くことを想定する(最低限Equal HighをアタックするまではBias=Bullish)
▼5分足で拡大して見ると、
「Discount FVG + OB」でロングの"明らかな"チャンス
▲Liquidity・FVG・Premium/Discount・OBの特性を理解し信頼できるようになると、このように「アルゴリズムの意図が明らかに分かるとき」が訪れる。
▼当然、仮にこのようにFVGを生成することなくEqual Highを突き抜けるようであればノートレード。先ほどの例は「Equal Highが残っている」という状況がキーだったため。
▼Equal Highを上抜けた後は、今度はEqual Lowと日足FVGの存在を思い出す。
▼Equal Highを取る(この時点でアルゴリズムがショートを積むPremiumへ) → 4時間足FVG埋める → 4時間足OB刺さる + OTE → Equal Low&日足FVGへ
▼4時間足で見ると、FVG + OBがクリーンに見える
▼4時間足をもう少し俯瞰すると、そもそもこの部分全てがPremium=アルゴリズムがショートを積むゾーン(ロングを利確するゾーン)であることも思い出す。
▼4時間足OBに刺さった部分を2分足で拡大
Premium FVGでショートする例
ちなみに...
▼Equal Highを抜けたこの部分でロングをしてはいけない
▲赤枠部分は、一般トレーダーが「高値切り上げ来た!上昇だ!」とブレイクを期待したロングが大量に入ってくるところ。
「アルゴリズムはPremiumでショートを積む」ということをよく認識しておく。
▼その後のさらに下落したこの部分について
▼Premiumへ上昇 → 日足Discount FVGへ...
▼この日足Discount(つまり、より上位のDiscount)を認識しておくことが重要
▼05/09(金)
▼キーレベルは、日足FVGと日足Discountと合わせ技でpdLow。
※ 日足Discountの基準は前日を参照
- Liquidityを取りに行く
→ pdLow - FVGを埋めに行く
→ 日足FVG - Discountで買い、Premiumで売る
...というアルゴリズムの基本原則をよく読み取れる動き。
▼5分足で拡大:Equal Highに注目
このラインは、罠にかけられたショート勢が「苦し紛れに損切りラインを引き上げて引き上げて引き上げてここが限界...」のラインであると認識できる。
▼5分足でさらに拡大
アルゴリズムの意図が特定ターゲット(この場合pdLowをアタックした後のEqual High)に対して明確にBullishな時は、このように「直近のFVGのみ埋めてサポート」になることが多い
▼15分足で見ると、わずかに埋めて反転している
以下記事のこの記載を参考に。
ほんのわずか埋めたのみで反転するパターン
これは、一方的な強いトレンド中で深いリトレースメントが望めない時に発生しやすい。
▼上記FVG埋め部分を「1分足」で拡大すると、
Equal Lowを取りつつFVGを埋めており、直後から反転上昇
▼ちなみに、1分足でpdLowを取った直後から生成されるBullish FVGを観察すると...
▲生成→サポート、生成→サポートを繰り返していることが見てとれる
「日足Discount FVG + pdLowを取った直後でEqual Highが残っている」という文脈を前提としたうえで、こういったLiquidity(Equal High/Low)・FVGの観察経験の積み重ねは、Liquidity・FVGに対する信頼感を醸成していく上でとても重要。
05/12(月)〜14(水)
▼1時間足
どこへ向かって落ちていったか?なぜ落ちていったか?
キーは2つ。
▼1つ目のキーは「週足FVG」
▼接近していた週足FVGを埋めに来た...というのがまず1つ。
▼2つ目のキーは「Equal Low」
▲05/12(月)の足が確定後にEqual Lowが形成され、この時点で「Equal Low直下に週足FVGがある」という状況、つまりBias=Bearishではないか?と想定する妥当性がある
▼ちなみに
この「週足FVG + Equal LowでBias=Bearish」は、04/28(月)〜05/01(木)でも似た形で出ているので参考にどうぞ。
週足FVG + Equal LowでBias=Bearish...という前提で、短期足を見てみると、
▼15分足
Buy side Liquidity + 4時間足FVG + Premium(OTE) @London Killzone
→ 週足FVGへ下落
▼05/14(水)を拡大
15分足Premium FVG @Asian Killzone → 下落
4時間足Premium FVG @London Killzone → 週足FVGへ下落
Bias=Bearishの時はBearish FVGが効きやすい...を思い出すこと。
▼週足FVGへ落ちる前の最後の4時間足Premium FVGはこれ(Equilibriumで反応している)
▼日足をヒゲ非表示にして見ると、Buy side Liquidityを取っている
このように見ると、アルゴリズムはBuy sideをアタック→今度はSell sideをアタックしに行っている...という解釈が成り立つ
アルゴリズムは、ヒゲなしチャートでのLiquidityも考慮している...という解説
▼05/15(木)
▼1時間足
Asian KillzoneでBuy side Liquidityを取ったあと下落
↓
急反転したと考えられる理由は...?
▼上位足の要素が4つ
- 月足Immediate Rebalance
- 週足Discount(OTE)
- 日足FVG
- 日足OB
▲これらを把握しておくことで「そろそろこのあたりでアルゴリズムのsell programがbuy programに切り替わる、つまりBias=Bullishへと転換する可能性があるか...?」という心構えができる
▼とくに最上位である月足のImmediate Rebalanceを見逃さない。月が変わったらすぐにこのラインは認識しておく
▼上位足を踏まえたうえで、London Killzone開始直後の短期足(この場合は1〜15分足)をよく観察すると学びが多い
▲月足Immediate Rebalanceが完了したあと、London Killzone開始直後にSell side Liquidityを取り、一般大衆トレーダーに「下落継続!この流れに乗り遅れるな!ショート!」と勘違いさせる動きをしているのもポイント
Killzoneはアルゴリズムが活発になり、"明確な意図を持って動き始める"ということを思い出す。
▼アルゴリズムは、London KillzoneのDiscount(OTE)でロングを積んだあとは、一方的に上昇しBuy side Liquidityを狩りにいった
▼05/16(金)
▼"週足"OBが強いレジスタンスになり、その後からBearish FVGが明確に効き始めている
▼Discount(OTE)でロングを積む + FVG埋める @NY Killzone → 上昇
▼上記OTE部分を15分足で拡大
Discount + Sell side Liquidity + FVG @London Close Killzone → 反転上昇
▼どこへ向かって上昇したか?
→Buy sideにあるFVGを埋めつつPremiumへ
▼05/19(月)〜21(水)
▼まずは上位足レベルで大きな流れを確認。
月足Immediate Rebalance = これが最重要なキーレベル(月足=最上位足)
このImmediate RebalanceがBiasがBearishからBullishへの転換点
↓
週足レベルのDeep Discount(OTE)でロングをじわじわと蓄積していく
↓
ロングを積み終わったら、Equal Highをアタック
ここでDiscountへ向かってショートしていた全員の損が確定
↓
日足FVGを埋める
▼1時間足で青枠Discount部分を拡大
Discountの中のDiscount(OTE)でさらにロングを積み上げるアルゴリズム
つまり、
▼05/16(金)の「NY Killzone開始直前」の状態に巻き戻してみると、
この時点で、以下3点を踏まえて「最低限、Equal High + 日足FVGをターゲットにBias Bullishなのではないか?」と想定することができたら正しかった例。
- 週足Deep Discount(OTE)で月足Immediate Rebalanceが完了
- Buy sideには、日足FVGと、それに近接するEqual Highが残っている
- NY Killzoneで再びDeep Discountまで降りてきた
→ ロングを積むためでは...?
逆に言えば、以下の1つでも欠けると、Biasを正しく捉えることはできなかった。要チェック項目。
- 月足Immediate Rebalanceを認識していること
- 週足Discount(OTE)を認識していること
- Equal High + 日足FVGを認識していること
▼日足チャートを見て「いやいや、まだ下に残ってる日足FVGを埋めに落ちてくかもしれないじゃん?」と思うかもしれないが、
「上位足は下位足を支配する」の原則を思い出すこと。
Discountで最上位「月足」の不均衡のrebalanceを達成したことで、アルゴリズムはそれより下位である日足の不均衡のrebalanceをしに価格を下落させる優先度は著しく低くなった...と解釈できるということ。
▼05/21(水)
▼Deep Discountでロングを積んだあとは、ロングを高値で売るためにPremiumへと価格を上げていくアルゴリズム
▼Premium到達部分を15分足で拡大
それまで一直線で上昇してきたところ、Premiumに入ったあたりで上昇勢いが弱まっている
▲アルゴリズムにとっては「高すぎる・売る方がお得ゾーン」に初めて到達したため、アルゴリズムがDiscountで積んできたロングを売るところ
▼Premium到達後から、目に見えてSell side Liquidityが取られ始めている=ロングが狩られ始めている。
アルゴリズムの動作原則を理解していると「Premiumに到達→ある程度のリトレースメントの発生」を警戒することができる。
▼上記OTE部分を5分足で拡大
OTE × OTE
▼05/23(木)〜24(金)
▼23日(木):
上にEqual High + 日足FVGを残したまま、先に下の日足FVGを埋めにいく
▼Equal High部分を15分足で拡大
21日(水)で書いた通りここはPremiumであり、急伸についていくようなロングは直後の反転下落で全員狩られている(pdLowアタック)
▲勢いのある急落に見えても、上に残るEqual High + 日足FVGをしっかりと認識しておき、pdLowアタック+日足FVG埋めをして既存ロングを振り落とし済みであることから「翌日のBiasはBullish」を維持することができるかどうかがカギ
▲このように「ターゲットに行くと見せかけて、ターゲット直前に一度フェイクで反転させて既存ポジションを振り落としてからターゲットに向かう」という動きはよくある
▼24日(金):
Equal Highをアタック & 日足FVG埋め
▼4時間足で見ると、よりシンプルに「Sell side liquidityを取る(ロング狩る)→FVG埋める→反転上昇する」というアルゴリズムの動作が分かりやすい
下にある日足FVGを少ししか埋めなかったのは、以下記事のこの記載を参考に。
ほんのわずか埋めたのみで反転するパターン
これは、一方的な強いトレンド中で深いリトレースメントが望めない時に発生しやすい。
▼日足で俯瞰してみると、
アルゴリズムがDiscount〜Deep Discountでじわじわとロングを積み上げる
(一般大衆は"暴落くるか!?"と期待したショートを入れるところ)
↓
アルゴリズムがお買い得ロングをたんまり積んで準備完了したら一気に価格を押し上げる
...というイメージを持ってほしいところ
▼05/27(火)
▼Equal High + 日足Premium FVG埋め → 強めに反転
▼Discountでブレイク狙いのショートを焼く・Premiumでブレイク狙いのロングを焼くアルゴリズム
▼1時間足でPremium部分を拡大
Premium日足FVGを埋めた直後から、Bearish FVG, OBが効き始めている
▼05/28(水)
▼日足で前日に発生した不均衡を即座に均衡しに行ったアルゴリズム(Immediate Rebalance発生) @Premium
↓
Sell sideにあるFVGを埋めに下落
▼1時間足で拡大
▼05/29(木)
日足FVGを埋めたあとは、pdHigh @Premiumへ一直線
▼日足FVGを埋めた直後から、Bullish FVGがひたすら精密にサポート
▼日足FVGを埋めたところを1分足で拡大
OTE FVG @Asian Killzone
▼05/30(金)
▼Premiumに入ってからの「まだ伸びるだろう」と期待した追いかけロングは要注意
▼15分足で拡大
Premiumでショートを積む → Discountへ...というアルゴリズムの基本動作
▼5分足で拡大
▼London Killzone ショートエントリー例
London Killzone開始後にクリーンなEqual Low形成
↓
OTE FVG
▼06/01(日)
月が変わったので、月足チャートを要チェック。
- pmHigh/pmLow
- 月足Premium/Discount
- FVG
- OB
▼〜06/05(木)
▼日足FVGを埋める→Buy side Liquidity取る & Deep Premium(OTE)へ
▼1時間足で拡大
上位足レベルのDeep Premium(OTE)に入ったところでロングはハイリスク
▲Deep Premiumはアルゴリズムにとって「売る方が圧倒的にお得」なゾーン。同時に、一般トレーダーの「高値切り上げが発生!上昇トレンド!」とばかりに大量のロングが入ってくるゾーン
▼つまりアルゴリズムにとって、これまでDeep Discountで積んできたロングを高値で利確するのに最適
▼06/06(金)
4時間足FVG埋め → Premiumでショートを積む → 日足FVGへ向けて下落
▼6日(金)開始時点で、
日足FVGをターゲット=BiasはBearishか?
だとすると、Premiumでショートを積み上げにくるか?
と想定するのが正しかったところ。
▼5分足で、4時間足FVG埋め&Premium部分を拡大
▼5分足でそれ以降のLondon Killzone・NY Killzoneを拡大
▼ここで、0.79にかかる5分足FVGがさらに上にあるが、埋めにきていない。
▲5分足に対してより上位である1時間足FVGを埋めて反転しており、「上位足が下位足を支配する」の典型的な例になっている
▼より上位のLiquidity・FVGに強く引き寄せられているときは、いかにクリーンなEqual Highでも放置される例
▼06/09(月)〜10(火)
▼4時間足
OTE FVG + OB
▼1時間足で拡大
日足FVGを埋めに上昇 & Premium(Equilibrium)で反応して下落
▼Equilibriumにタッチした部分を拡大
▼日足OB Mean Thresholdが後々になって下位足でサポートとして効いてくる例
▼06/11(水)
Premium → Discount → 上昇
▼15分足でPremium部分を拡大
pdHighでクリーンなEqual Highを形成 → Sell side Liquidityを取る(Equal High上抜け期待したロングを狩る) → Discountでロングを積んでからEqual Highアタック
▼5分足で拡大
Equal Lowを取る(ロングを狩る&下にブレイクと勘違いさせる) → Discountでロングを積んで上昇
▼1時間足
Sell side Liquidityを取る(ロングを狩る)
↓
Discountでロングを積んで上昇...を繰り返している
▼06/12(木)
▼5分足で拡大
アルゴリズムは一般トレーダーのロングを全損させつつ、Discountでロングを積む
▼1時間足
一時的に大きく下落する予兆は、このDeep Premium
Deep Premiumゾーンはアルゴリズムが売るところなので、ここで上抜けを期待した楽観的ロングはハイリスク。
▼06/13(金)
▼pmHighを取りに上昇
▼12(木)にアルゴリズムが価格を急落させて全ロンガーを恐怖に叩き落とした後は、Discountで再ロングをさせるチャンスを与えずにpmHighまで一直線に上昇
▼5分足で拡大
OTEでロングを積み上げ、Asian KillzoneでpmHighへ向けて急騰
▼明らかにBullishなとき、Equal Lowは放置される例
▼pmHighに向かって一直線の時、1分足でどのように反応しているか?(特にFVG)を見ておくと、今後似たような状況になったときにスキャルピングアイデアが思いつくかもしれない
▼06/17(火)
Bias=Bearishが明確な日だった
▼17日開始直後の5分足
クリーンなEqual Lowが残っていること + 近接する日足FVGがあること、この2点に注目
▲つまり、この日は日足FVGがターゲットになる可能性が高い=BiasはBearishと想定するのが至極妥当な例
▼Asian Killzone
▼Deep Premium(OTE)に4時間足FVGがあるが、より上位の日足FVGに強く引き寄せられるときは埋められず放置される例
Bias=Bearishが明確でも「アルゴリズムはPremiumのどこまで深くショートを積みに行くか」の見極めが難しい場合もある
が、「Deep Premiumまで上がらないのでは...」と推測する根拠もある。
▼それは「pmHigh(前月高値)を取ったあとに下落してきている」という文脈があること。
▼pmHighは、pdHigh・pwHighよりも大きなLiquidityなので、超・大量の買い注文が集まる(最高値ブレイク狙い大量ロング・大量ショート損切り)=アルゴリズムはたやすく超・大量のショートを積めるところ
▲pmHighをわずか数pipsのShallow Runではなく、しっかり深くえぐっているのもポイント
▼pmHigh部分で超大量のショートを積んで下落を始めたアルゴリズムは、ふたたび深いPremiumまでリトレースメントをする理由がない=小さなswing highから引いたEquilibriumで十分で、日足FVGへほぼ一直線
...といったように、6月1日になった時点で前月5月の月足チャートを見て"pmHigh"という上位足Liquidityを認識しており、アルゴリズム挙動の解釈に組み込めるかどうかがポイント
▼06/24(火)〜27(金)
▼26日(木)開始時点で、Equal Lowが残っていること、日足FVGがあること、この2点に注目してBiasを「Equal LowをターゲットにBearish」と捉えるのが妥当。
▼5分足で拡大
日足FVGを全埋め→Premiumでショートを積んだらEqual Lowをアタックする準備完了
▼07/02(水)
▼pdLowを起点としたDiscount + 日足OB → pdHighへ
▼15分足を拡大
Discount + 日足OBに向けてSell side Liquidityを取っているのもポイント(下へブレイクすると勘違いしたショートが大量に入ってくるところ)
▼ちなみに日足OBはこれ
▼07/03(木)
▼4時間足
Premium FVG埋めに上昇 → 日足FVGへ向かって下落
▼07/07(月)
Premium 4時間足FVG埋め
↓
Discountへ向けて下落
↓
Discount 4時間足FVG埋め
↓
上昇
▼15分足で拡大
Discountに入り込んだ時点で、ショートはハイリスク。Discountでアルゴリズムがロングをじわじわと積み上げている様子を読み取る