SMC よくある質問

- ICT SMC -
2025.05.10
smc/スマートマネーコンセプト よくある質問

X(旧Twitter)が凍結される以前の頃、「これ何度も聞かれるんだよな」ということに対して「ICTは動画の中でこう言っている」という回答を本記事でまとめておきます。

他記事ですでに書いていることも、本記事で重複して回答として記載しています(他記事で書いていても質問がくるのでここでまとめたい)。

XのDMは凍結で全て見れなくなってしまったので、他に思い出したら適宜追加予定。

SMC よくある質問

どうやってSMCを学習すればいい?

  • 100%信頼できる唯一のソース:
    ICTのYouTubeチャンネル >> のみ
  • 初学者におすすめの動画リスト:
    ICT Mentorship 2022 >>
    → Episode 2から見ればOK
    → 2022年の動画だからといって古いわけではなくむしろ"基礎の凝縮"
  • Mentorship 2023, 2024とあるが、レベルが高すぎ
    → 2022の内容を理解するまで見ないほうが良い
    →「新しい動画ほど良い動画」ではない

ICTガチ勢のぼくからSMC初学者のかたへ向けて確実に言えることは、これだけです。

「ICT Mentorship 2022の内容を中心に可能な限り正確な解釈に努めているこのブログを学習ソースにしてください」...と声を大にして言いたい気持ちはあるのですが、

ICTの動画

ぼくが内容を端的に抽出しブログでまとめる

読者さんが読む

という"ぼくフィルター"が間にはさまる以上「解釈誤り・翻訳誤り・抽出すべき要素を抽出しない誤り」が入り込んだ状態で読者のみなさんにお届けしている可能性が残ります。

最低限、英語字幕さえ読めればICTの動画は理解できるので、英語字幕を読める人がぼくのブログを読む価値はない...と言えるでしょう。

ちなみに:

過去、Xフォロワーさんより「日本語の自動翻訳字幕は精度が良くない・日本語字幕ではICTの言うことがよく分からない」という声がチラホラ届いていました。

なので、「日本語字幕に設定して見てください」とおすすめしづらい状況ではあります。

英語が分かる人へ注意喚起:

「ICT以外の外国人が英語で発信しているSMC解説動画なら正しいだろう」という先入観は捨ててください。

▼残念なことに、英語でSMCを検索すると「日本語の比ではない数の大量のウソつきパクリYouTuber」がヒットします。

SMCよくある質問

ICTの動画よりもはるかに短い動画でまとまってるじゃん、ラッキー!

と安易に飛びつくのは、ぼくはおすすめしません。

▼ICTの動画を見る時のコツ

  • ICTの動画は長い
  • しかも概念の定義・使い方解説が色々な動画の色々な所に散りばめられている
  • だから重要な解説は、動画再生地点を指定したURLと一緒にメモる
  • さもないと、「後から"あの解説はどこで喋っていたか"」を探すのが超大変

「1時間の動画の中で、ここの30秒でOBの重要な定義について解説している・こっちではPremium/Discountの重要な解説が...」というようなことの繰り返し。

なので、

▼このように再生地点を指定したURLと一緒にメモると、あとで見返しやすくなります。

▼YouTubeで再生地点指定URLの取得は、「Share→チェック入れる→Copy」で。

smc/スマートマネーコンセプト よくある質問

「Liquidityの全て」「FVGの全て」のように動画1つに概念の解説がまとまっているわけではないので、再生地点とともにメモを残しておかないと、

どの動画のどこで解説してたっけ...わかんねぇ...

と、復習が大変になってしまうかも。

ぼくは、ICT Mentorship 2022の1週目で再生地点を指定したメモを残しておらず、大きく後悔しました...。

▼英語字幕、検索できます

動画詳細欄のmore → Show transcript → 検索...でタイムスタンプ付き字幕検索ができます。

この人の記事/動画は正しい?信頼できる?

SMCを日本語で学習してるんですが、この人(発信者の具体的な名称)の記事/動画が検索でよくヒットして参考にしています。

この人は、ICTが教える通りのSMCとして信頼していいのでしょうか?

...的な質問をよくいただきます。

▼ICTの回答

以下を参考に、その発信者が当てはまったら怪しい

▼参考記事

「それはICT SMCではない」という簡単なサイン

ダウ理論を考える必要ある?

▼ICTの回答

必要ない。完全に忘れてOK

ICTは、一般的に普及しているあらゆる「〇〇理論」を否定している

なぜか「ダウ理論をからめた質問」が圧倒的に多いのですが、他にもある色々な別の理論、たとえば

エリオット波動
ギャン理論(ギャン〇〇的な派生含む)
グランビルの法則
・・・

など、ICTはこういった市販テキストで得られるような一般的理論は全て無視します。

移動平均線やRSI・ピボット・ボリュームプロファイルなどのインジケーターも全て削除し、Liquidity・FVG・Premium/Discountの根本概念理解に集中したほうが良い。

ICTは、これら全てを「garbage/ゴミ」と表現するほど1ミリたりとも信用しません。

似た質問に「OB・FVGだけ抜き出して、他理論と組み合わせてもいい?」といったものがあります。

ICTに言わせれば「なぜOBやFVGを"ゴミ"と組み合わせてわざわざ複雑にする必要があるのか理解できない」が回答になるのですが、

究極的には「個人の好きにしたらいい」と思います。

ICTの考えを理解せずに「これがSMCです」と何も知らない他人にウソを教えるのは害悪でしかありませんが、「ICTはダメだと言ってるけど、まぁちょっと試してみるか」と個人の範囲であれこれ考えてみるのは自由だと思うので。

FVG、OBはインジケーターで表示?目視で手動描画?

▼ICTの回答

目視・手動で描画せよ
(存在する全てのFVG・OBに注目する必要はない)

ICTがFVG自動表示インジケーターをボロクソ言う動画を置いときます(再生地点を指定済み)

ーーー以下意訳ーーー

「今あるインジケーターじゃダメだな」となってきたら、やつら(パクリYouTuber達)はどうする?そう、新しいインジケーターを作るんだ。

やつらは、俺のSMCでインジケーターを作り始めてる。

「ここにFVGインジケーターがあるよ」ってね。

FVGインジケーターなんてクソだよ、クソ。最も重要な基準を織り込んでいないんだ。

FVGインジケーターを使うと、全てのFVGが1つも漏れることなく表示されるだろう。

それを見た君はどうなる?

「ここで売り...いやこっちで買い...いややっぱりこっちで売り...それともこっちで買いか?」と混乱して、結局負けるだろう(要は、全て表示すればいいってものじゃない)。

(FVGインジケーターを頼りにして負けて)挙げ句の果てにこう言うだろう。「なんだよ、ICTって詐欺師じゃん」ってね。

ーーー以下原文ーーー

In case you don't like the indicators they've already pushed on the masses, they're always bringing what? A new round of indicators.

They're already starting to do it with my stuff.

"Here's a FVG indicator."

It's BULLSHIT, it's bullshit. You're not even bringing in the most important criteria to that.

You can have a FVG indicator. It's gonna give you every single one of them.

And you're gonna look at that and think what?

It's overbought, it's oversold, it's overbought, it's oversold. And you're gonna lose money.

And you're gonna say "Oh this ICT, he's a scammer"

存在する全てのFVGやOBを全て表示すると「これも効きそうあっちも効きそう」となって混乱します。

「数あるFVGから、"アルゴリズムはここを埋めにくるんじゃないか"という怪しいFVGを選定する感覚」を、LiquidityやPremium/Discountや時間帯等の要素を全て組み合わせたうえで経験的に養うことが重要なので、ICTは「自動全表示は思考停止するからクソ」と言っているわけです。

▼個人的な考え

ぼくはずっとTradingViewを使って分析していて、TradingViewはツールによる描画がカンタンなため、「インジケーターを使ってFVG・OBを自動表示したいな」と思ったことがありませんでした。

ところが、MT5を初めて使ってみて、MT5はチャート上にラインやボックスをローソク足に合わせて正確に描画するのが超大変だということを実感。

なので、MT4/MT5を使っていてTradingViewを使えない環境なら「インジケーターで自動表示にしたいわ...」という気持ちが理解できます。

ぼくは、MT5を使わざるを得ない場合はMT5でエントリー/決済のみ・分析はTradingViewで...としています。

ブローカーが違うとFVGやOBの位置が違う...どうすれば?

ドル円のチャート、OANDAとFOREX.COMとでちょっと違うな。

こっちだとFVGを全部埋めたけど、こっちだとまだ埋めてない...

といったことはよくありますね。

▼ICTの回答

自分がトレードしているブローカーのチャートを見ればよい

1銘柄に対して別ブローカーの複数チャートを見比べるのは手間も迷いも増えて地獄です。

たとえば自分がOANDAで口座開設してトレードしているのであれば、OANDAのチャートだけを見て分析すればOK。

おすすめの時間足はある?

FVGを探すにしても、どの時間足を見ればいいか分かりません。

初心者におすすめの時間足は?

...的な質問をよくいただきます。

▼ICTの回答

  • 万人におすすめできる特定時間足はない
  • 一般的な時間足は全て見る
    → 月足・週足・日足・4時間足・1時間足・15分足・5〜1分足
  • 「上位足ほど影響力が強い」という基本を念頭におくこと

※ スキャルパー・デイトレーダーを想定した回答

アルゴリズムは、

  • 上位足が下位足を支配する
  • 中長期的に上位足Liquidity・FVGをターゲットにして動いていく

という基本特性があるので、

より上位の足で大きな方向性(=Bias)を把握し、その方向へ向かって下位足でエントリー

という流れが基本です。

なので、上位足→下位足の順番で分析することに慣れるべき...と言えるでしょう。

「自分はスイングトレーダーだから見るのは月足・週足・日足・4時間足だけ、それ以下は見ない」といった判断はありです。

が、いずれにせよたとえば「4時間足だけしか見ない」というスタイルは推奨していません。4時間足は日足以上に支配され、日足は週足以上に支配され、週足は月足に支配されるからです。

関連記事FVG:上位足が下位足を支配する原則

全ての時間足の観察経験を積むうちに「個人的に好きな時間足」は出てくるかもしれません。

たとえば、ICTはスキャルパー・デイトレーダーで、経験的に15分足を「bellwether chart=指標となるチャート」と呼んで1日中常に表示しておくと言っています。

一方、ぼくもICTと同じトレードスタイルですが、いくらICTは15分足が良いと聞いても個人的には1時間足を常に表示した方がプランを立てやすいと経験的に感じています。

ICT Silver Bulletを解説してほしい

▼個人的な回答

ぼくがまだSilver Bulletを解説したICTの動画にたどり着いておらず、どんな手法かを知らないため解説できない

ICT Mentorship "2023"の動画の中で、「Silver Bullet/シルバーブレット」というトレード手法があります。

が、しかし...

  • そもそもぼくはICT Mentorship 2022で"SMCの本質"を学べたと満足している
    →「稼ぐならMentorship 2022だけ見ればOK」とICTのお墨付きアリ
  • 「考えることは少なければ少ないほど・シンプルなほど良い」と考えている
  • ICT Mentorship 2023は内容が難しいので見進めるモチベーションが湧かない
    (105個も動画がある...)
  • よって、まだSilver Bulletの解説動画にたどり着いていない
    (1から順番に見ている)

という個人的な経緯から、Silver Bulletがどんな手法かをまだ理解していないので解説記事が書けません。

ちなみに:

「ICT Mentorship 2022で学べた"SMCの本質"」とは、以下記事で書いた「アルゴリズムがやることは3つしかない」という原則のことです。

▼参考記事

SMC アルゴリズムの基本3原則をシンプルにまとめる

ICT Mentorship 2022の内容は「結局、アルゴリズムってLiquidityを取りに行ってFVGを埋めに行ってPremiumでショート積んでDiscountでロング積む、これをやってるだけだよね」という確認をひたすら繰り返しているだけ。

上記内容をドル円・ゴールドの日々の具体例で解説したのが以下記事

SMC初学者さん向け復習コンテンツ

ちなみに:

「SMCの"CRT"というトレード手法を教えてほしい」という依頼もあります。

CRTはICTが考案したSMCとは無関係で「どうやら海外のICTパクリYouTuberが考えたらしい」ということしか知りません。

ICTは「俺が考えたSMCにCRTとかいうワケわからんものを勝手に加えるな」とブチギレているので、「CRTって何?」と思った方は、知る必要がないので忘れてください。

指標発表時のトレード方法は?

▼ICTの回答

  • 指標発表直前直後にトレードするな
  • 指標発表トレードする人はトレーダーではなくギャンブラー
  • 値動きを眺めるだけにして「アルゴリズムは何を意図しているのか?」の分析に徹しろ

「あなたはギャンブラーになりたいのですか?」

この問いに「いや、ギャンブラーは嫌だね」と答えたかたは、

  • 指標発表直前に、伸びる方向を予測してエントリー
  • 直後に、伸びた方向へついていくエントリー

これを今後一切禁止する

...としたほうがメリットが大きいです。

これだけで、

指標発表のギャンブルトレードで大損しなくなる

大損した後のリベンジトレードで大損しなくなる

という未来が確定するので、メンタル安定度が増します。

SMCを極めれば、指標発表時にどっちに伸びるかを正確に当てることができるようになるのでは...?

と期待をするかもしれませんが、

ICT級の天才ですら「そんなの不可能、俺でも無理」と言っている以上、指標発表トレードはさっぱりあきらめたほうがコスパもタイパも良いですね。

ただ、指標発表時は値動きが暴れるとはいえ、アルゴリズムが全く別の原則に従うようになるかというと、そんなことはありません。

「アルゴリズムは、一般大衆トレーダーの感情を煽り利用するように価格を動かす」ということを理解した上で、指標発表直前・直後のシナリオ想定作業はアルゴリズム理解の良いトレーニングになります。

▼仮に、発表直前にこのような状態と仮定して...

smc/スマートマネーコンセプト よくある質問

▼「もし発表直後に先に上昇したとしたら、このように動くかも...?」という"アルゴリズムの原則的に妥当な"シナリオを考えてみたり、

smc/スマートマネーコンセプト よくある質問

「逆に、先に下落してSell side Liquidityを取りに行ったら...」というシナリオを考えてみたり。

状況によっては、

上にも下にもキーレベルが見つからなくて、何が起きるかさっぱり分からん....

という場合もありますが、その場合こそ「発表後を静観するか」という明確なサインになるでしょう。

ちなみに:

ICTは「指標発表時のエントリーは絶対するなよ、だけど解説はするよ」のライブ配信をよくやっています(CPIやFOMCなど)。

要は、「発表直前直後にどうなるか分からないとしても、その後の様子を見てアルゴリズムの意図が見えてきてエントリーチャンスになることもあるから、そのトレーニングをしよう」ということです。

ICTは、指標発表直前直後ギャンブルエントリーは強く非難しますが、指標発表のあとは大きく動く可能性=大きく稼ぐチャンスであることは当然認めています

指標発表の数値を読み解く必要はある?

▼ICTの回答

数値の意味を考える必要はまったくない。

指標の数値とチャートの動きは無関係。

  • アメリカの失業率が〇〇ポイント改善し〜
  • 市場予想を大きく上回る/下回る数値が〜

これらの分析は値動きと無関係...という立場をICTは取ります。

数値の確認すらしないと明言しています。

市場予想がどれくらいか・実際の数値はどうだったかは完全に無視してOK。

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