スマートマネーコンセプト/Smart Money Concept(SMC)とは

- FX/暗号資産 -
2024.01.17
smart money concept/スマートマネーコンセプトとは

スマートマネーコンセプト・Smart Money Concept(SMC)とは

  • Inner Circle Trader(ICT)が考案したチャート分析手法で、
  • 全ての値動きは、各国中央銀行など大口投資機関の売買ソフトウェアによって100%操作されているという事実を逆手に取る手法
  • 使うのはフィボナッチ・リトレースメントのみ、インジケーター等は信用しない
  • 暗号資産を除いた全ての市場で適用できる

スマートマネーコンセプト/Smart Money Conceptとは

  • Inner Circle Trader(ICT)が考案者
  • 大口投資機関の売買プログラムによる価格操作を個人トレードに応用
  • フィボナッチ・リトレースメント以外、何も使わない

Inner Circle Trader(ICT)が考案者

ICTは、1992年から30年以上もトレードを生業としているイギリスのデイトレーダー。

「ICT」はもちろんニックネームで、中の人の名前は

Michael・J・Huddleston / マイケル・J・ハドルストン

といいます。

海外のトレード界隈では有名人で、Xのフォロワーは45万人、YouTubeチャンネル登録者数は100万人超えのスーパーインフルエンサー

Xアカウント:@I_Am_The_ICT

YouTubeチャンネル:The Inner Circle Trader

とくにYouTubeでの発信コンテンツが充実していて、ぼくは最初にICTの動画を見た時、

こんな具体的な手法を無料で教えてくれちゃっていいわけ...?

と思ったものです。

ICT本人も「俺のSMCをパクってる他のYouTuberのサロンに金を払う必要なんてない、全部無料で公開してる俺のYouTube動画を見ろ」と言っているほど。

ICT YouTubeおすすめ動画

smart money concept/スマートマネーコンセプトとは

2022 ICT MentorshipはEpisode 42までありますが、EP2を見るだけでSMCの考え方が簡潔に分かります。

また、ICTは全てのコンテンツを無料で公開しており「この先が知りたければ有料」といった高額な情報商材を売りつける、ということもないので安心。

大口投資機関の売買プログラムによる価格操作を個人トレードに応用

まず、SMCは「全ての値動きは大口投資機関の売買プログラムによって完全に操作されている」という前提でチャートを見ます。

※ Smart Money/スマートマネー=中央銀行を始めとした価格を自由に動かせるほど無尽蔵の資金を持った大口投資機関のこと

プログラムとは人間の手で書かれたコード、つまりロジックが必ず存在する。

そのロジックは、どこで買い、どこで売るように作られているのか。

それをチャートから読み取って個人トレードに活かすのがSmart Money Concept。

ちなみに、ICTはその大口投資機関が稼働させている売買プログラムの開発者でもあるようです。

YouTubeでも「私はコンピューターサイエンス出身のデベロッパー」と言っていて、またICTのLinkedInのプロフィール ≫を見ると、

I am the Engineer of IPDA
(私はIPDAのエンジニアです)

という自己紹介があります。

IPDAとは、Interbank Price Delivery Algorithm=金融機関が使う自動売買プログラム」のこと。

金融の世界は常に進化し、変化しているが、近年最も重要な発展のひとつは、IPDA(インターバンク価格デリバリーアルゴリズム)の出現である。この革新的なコンピューター・プログラムは、銀行などの金融機関が外国為替市場のような市場で取引を執行する方法に革命をもたらしている。(省略)
この高度なアルゴリズムは、コンピュータ・プログラムとソフトウェアを使用して実行されるため、取引を高い精度で自動的に実行することができる。これにより、人間の介在が不要となり、エラーのリスクを大幅に軽減し、取引執行のスピードを向上させることができる。

引用元(medium.com)記事より一部引用し翻訳

なので、ICTからすると、

  • 全ての値動きは、この大口投資機関の売買プログラムによって操作されている(プログラムが決めた方向に価格を上昇/下落させることができる)
  • そして、このプログラムには値動きの特徴がある(というのを作った本人だから知っている)
  • それをチャート上に現れる値動きのしかたから読み取り個人トレーダーが乗っかるだけ

...ということのようです。

フィボナッチ・リトレースメント以外、何も使わない

SMCは、

  • チャート上に引くツールはフィボナッチ・リトレースメントのみ
  • トレンドライン・チャネル等のツールは「一切」使わない
  • 移動平均線・MACD・ストキャスティクス等インジケーターは「一切」表示しない

というのが大きな特徴だと考えています。

これらツール・インジケーターは無数の「バカなトレーダー達」が使っているものだからです。

  • スマートマネー:smart=賢い=大口投資機関
  • ダムマネー:dumb=バカ(稼げない)=個人トレーダー

という対比された呼称があります。

SMCはローソク足の動き(プライスアクション)のみに注目するのでチャートが線だらけにならずクリーンになる効果があります。

ぼくはSMCを学習し始める前は、チャートがラインだらけになって結局どれを信頼してエントリーすればいいか分からない、いわゆる「分析マヒ」に陥っていました。

▼過去のぼく

ずっと「もっとシンプルに考えられないかなぁ」と悩んでいたところでSMCを知り、感動したものです。

ICTいわく、

SMCの考え方を1度知ると、2度と知る以前と同じようにチャートを見ることができなくなる

とのこと。

これはまさにその通りで、

  • 見えなかったものが見えるようになる
  • 見えなくていい余計なものを見なくなる

こんな効果を実感しています。

SMCはどの市場分析で有効か:暗号資産以外の全ての市場

  • FX・株式(インデックス)・コモディティ等全てのチャートに応用可能
  • ただし、暗号資産市場のみSMCの分析が機能するかは保証はしない

というのがICTの主張です。

ICTは暗号資産トレードを一切行っていないため「僕(ICT)の弟子達はSMCが機能するとは聞いているが、僕は効果を保証できない」と言っているので注意。

ICTのYouTubeメインコンテンツであるICT Mentorship 2022 >>では、ほとんどの動画で米国株インデックス(S&P500、NASDAQ等)のチャートを例に使って解説していますが、そのチャートから学べることは全てFXなど別の市場のチャートに適用できます(とICTが明言しており、実際にICT自身がトレードをしている)。

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