【SMC練習問題】その7 シルバー

SMC過去問 その1〜から順番に見ることをおすすめ
SMCの基礎解説記事は全て読んでいる前提で書いています。
SMCのアルゴリズムをシンプルに考えて理解しよう、その7。
▼シルバー(XAGUSD)のチャートで「2026年2月5日(木)〜2月27日(金)」までの部分を、「日足」でまず表示してください。

チャートは「TradingView サクソバンク/Saxo」のチャートを使っています。
ブローカーによってローソク足が異なる場合があります
月足チャートからキー要素を読み取る
▼問題
「月足」チャートに切り替えて、月足でキーとなっている要素を描画してください
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▼まず1つめの要素は、明らかに「月足FVG」です

このFVGを半分近く埋めて、大きく反転・上昇していることが見て取れます。
Bullish FVGがサポートになっています。
では、もうひとつ月足で重要な要素は...?
▼ヒント
アルゴリズムは「どこで買うように設計されている」のだったか...?
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▼「premium/discount」を引いて月足discountを定義することでした

なぜこの矢印ローソク足のswing lowがDiscountの起点となるかというと、2月27日(金)時点の月足チャートで最初に確認できるswing lowだからです(ここより右側にswing lowは存在しない)。
このdiscountを追加することで、
- 月足FVGを埋めにきた
だけでなく、
- 月足Discountでロングを積んだ(から強く反転上昇した)
というもう1つのアルゴリズムの動作原則が可視化され、強く反転上昇していることへの説得感が増します。
単なる月足FVGで反応したのではなく、月足"Discount"FVGだから反応したということ。
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では、次。
▼問題
ここまでの月足の描画を保ったまま「週足」に切り替え、この部分のアルゴリズムの動きを解釈してください

この週足チャートから見える情報だけで、シンプルに考えるだけでOK。
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▼「pwLow(前週安値)」を取りつつ月足Discountでロングを積み上げ→上昇

pwLowの重要性は、以下Liquidity基礎で別記事で解説しています。
▼タスク
上記週足の描画を維持したまま「4時間足」で拡大し、pwLowを取ったところがどう見えるのかをよく観察してみてください
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▼pwLowを取ったところで、一般トレーダーの暴落継続を期待した感情的ショートが入ってくる(既存ロンガーは狩られるのでやはり"売り"が集まる)

▼しかし、この青枠はアルゴリズム目線でDiscount=お買い得ゾーン=ロングを積むところ

▼その中でも、ここは大量のショートをエサにアルゴリズムがロングを積みやすいところ

▼アルゴリズムがロングを積み上げてdiscountから上昇し始めた直後から、Bullish FVGが明確にサポートし始めBuy side Liquidityを強襲していることに注目

▲ロングをたんまり充填した後の「アルゴリズムのBullishな意思」が明確に表れているところです。
▼参考:ゴールドでも似た動き
#ゴールド 1時間足で拡大
discountに入り込むたびに、アルゴリズムがロングをせっせと積み上げてポジションを貯めに貯め込んでいるイメージを持つと良い
アルゴはdiscountでロングを"する"ではなく"積む"と表現してるのはそのため(英語だとaccumulation) https://t.co/PYhmU364Ua pic.twitter.com/5OCF41To9r— Yuki📈|ICT SMC Trader (@YUK1_WORLD_SMC) February 18, 2026
▼問題
「日足」に切り替え、Discountでロングを積んだアルゴリズムは、どこへ向けて価格を上昇させたかを考えてください

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▼Discountでロングを積んだので、Premiumへ向かいました

▼もちろん、Equilibrium付近にBuy side Liquidityと大きく埋め残された日足FVGがあるのもポイントです。

月足FVGを埋め、月足Discountでロングを積んだ
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Discountでロングを積んだらPremiumを目指すのがアルゴリズムの原則
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さらにPremium付近には価格を引き寄せるBuy side LiquidityとFVGがある
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結果、Premiumへ向けて上昇
...という流れです。
そして、もう1つ「Premiumへ向けて上昇するのではないか?」というBullish Biasを補強するのが、今まで一度もPremiumへ到達したことがないという事実があることです。
どういうことかというと、
▼以下矢印swing lowをつけた時にPremiumを引くと、Premiumに1度も到達することなくswing lowを下抜けました

▼新たなswing lowからPremiumを引いても、やはり1度もPremiumに到達していません。

つまり、
月足Discountでロングを何度も積んだ結果Discountから離れ始めたのであれば、Premiumへ向かう確率がかなり高いのでは?
だって、アルゴリズムはお得に積んだロングを高値(=Premium)で利確する必要があるから
ということは、Bias=Bullishと仮定して、最低限Equilibriumにタッチするまではロング優位とみて、下位足でロングを検討をしよう
と考えられることになります▼

これが「アルゴリズムの行動原理を根拠にBiasをとらえる」ということです。
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以上、シルバーを例にしたアルゴリズム解釈の練習問題でした。
ちなみに:銘柄の相関性
「シルバーが最低限Premiumに到達するまでは、ゴールドもBullishなのでは?」と考えても上手く行ったパターンでした。
▼以下は、左がシルバー・右がゴールドの「日足」(2月27日(金)時点)

▲右側ゴールド矢印high部分はOTE 0.705=Deep Premiumに到達しています。
しかし、左側シルバー矢印部分はいまだPremiumにすら到達していません。
ということは、
ゴールドは、矢印highはDeep Premiumとはいえ、大きく下げるよりはもう一度更新しに来る可能性があるのでは?
と考える妥当性はあり、実際にシルバーがPremiumに到達するのと同じくしてゴールドはswing highを更新しました。
▼ゴールドのOTE 0.705部分を1時間足で拡大すると、シルバーの状態を根拠の1つとしてこのBuy side Liquidityは最低限取りに行くのではとBullish Biasを保持してもよかった...というところ

ぼく自身が銘柄間の相関性をトレードに組み込むのが下手なので、SMC初学状態のかたにおすすめはしたくないのですが、
こういう考え方が得意な人もいると思うので、考え方の1つとして参考になれば。





