【SMC練習問題】ゴールド その2

SMCのアルゴリズムをシンプルに考えて理解しよう、初学者さん向けその2。
ゴールドをトレードしないかたには申し訳ないですが、引き続きゴールドです。
(何のチャートだとしても考え方は同じです)
▼ゴールド(XAUUSD)のチャートで、
2025年11月13日〜11月26日の範囲をご自分のチャートで表示してください。

この部分の「週足・日足」チャートを見てアルゴリズムの動きを分析してください。
(このブログ内で解説していないような)難しいことを考える必要はありません。
ちなみに:
前回の練習問題記事で載せたチャートの続きからのチャートになっているので、初見のかたは前回をやってから本記事に入ることで、アルゴリズムが作るより大きな流れが理解できます
チャートは「TradingView サクソバンク/Saxo」のチャートを使っています。
ブローカーによってローソク足が異なる場合があります。
・・・ではスタート!
▼分析の一例
まずは「週足」チャートから。
週足で重要なLiquidity要素、しっかりと認識しチャートに描画できたでしょうか?
もし「週足チャートでLiquidity?...見つかっていない...」というかたは、ここで週足チャートをよく見てもう一度考えてみてください。
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▼それは、この矢印部分の前週安値(pwLow)でした。
(繰り返しますが、ブローカーによってはこのようになっていないかもしれません)

上図日足で見てみると、矢印の右側にあるswing lowでpwLowを取った直後から大きく反転上昇していることが分かります。
このpwLowは、日足・4時間足など下位足で見ると全く注目に値するとは思えないラインに見え、週足を見ることでしか認識できない"重要なSell side Liquidity"です。
▼次は日足
pwLow(Sell side Liquidity) + Discount(OTE) + FVG + OB

▼pdLowも忘れずに

▼ここはアルゴリズムがロングを積んでいるところ

▼ちなみにここでもOTE 0.79

▼Discountでロングを積んで、どこへ向かったかというと...
Buy sideにあるFVGを埋めながらPremium(OTE)へ

▼このレンジでPremiumを定義して「Discountでロングを積んでPremiumへ向かった」と考えても問題ありません

・・・
以上、ゴールド週足・日足のアルゴリズム解釈例でした。
+αの学び:Bias
▼たとえば、この週足Sell side Liquidity + Discount + FVG + OBで反応した翌日。

▼「翌日は、このPremium FVGを埋めに(全埋めするかどうかは置いといて、最低限タッチしに)上昇するのではないか...?この翌日のBiasはBullishだろう」と考えるのが正解だったことが分かります。

▼1時間足で拡大してみると、翌日を待たずともロングのチャンスがありそうに見えてくるのでは?

リアルタイムでバイアスを仮定すること
仮定したバイアスを信頼したうえでリアルタイムに戦略を考えること
...これらは難しいのですが、すでに確定した過去のローソク足からこのように解釈するのは、アルゴリズムの3つの基礎原則さえ理解していればそう難しいことではなくなります。
「過去データで解釈できないのならば、リアルタイムでできるわけがない」ので、このように過去データを解釈する学習経験を積み上げることが重要です(とICTが教えています)。





