【SMC】やってはいけないエントリー

- ICT SMC -
2026.02.27

▼「Liquidityに向かって伸びているところで飛びつきエントリー」をしてはいけない

エントリー

ここで飛びつきエントリー(ロング)はNG

これは「破産が確約された」悪魔のエントリー。

「アルゴリズムはLiquidityを取りに行く」という原則を理解し信頼し始めた段階で、SMC初学者さんがハマりがちな「負け・破産が確定しているNGエントリー例」を紹介します。

想定する状況例

▼このように、一方的に強く上昇している状態を仮定

エントリー

▼この部分を拡大して説明に使っていきます

エントリー

▼拡大した図

エントリー

Bullish FVGがサポートとして効いていて、いかにもBuy side Liquidityを取りに行きそうに見えるところ...というふうに見てください。

やってはいけないエントリー

Buy side Liquidityに向かって今まさに伸びていこうとしているところ(以下陽線あたり)で飛びつくようにロングはNGです。

エントリー

「ここ」でロングしてはいけない

「アルゴリズムはLiquidityを取りに行く」という原則を理解し始めた人が上記のようにBuy side Liquidityに向かって勢いよく伸びているのを見て、

よっしゃ!これは確実にBuy side Liquidityを取りにいく"勢い"だ!

と"勢いのある陽線"だけ見て、陽線に飛びつくようにロングをする

...というのは、

SMCを学習し始めた人なら誰しも思いつき、やってみたくなるエントリー

ですが、これはやってはいけません。

やってはいけない理由

  1. Equal Highを形成&反転する可能性がある
  2. 損切りできなくなる
  3. 永遠にナンピンしたくなる

Equal Highを形成&反転する可能性がある

直後にEqual Highを形成して(=Liquidityを取らずに)反転する可能性が常にあるからです。

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Buy side Liquidityを取るところで利確をしようと思ったら、わずかに利確に届かず反転してしまった...

ロングした直後から一瞬で雲行きが怪しい...

ということが起こりえます。

▼よく思い出してほしい

「高値更新しに行くぞ!」というところは、世界中の一般トレーダーの無計画ハイレバロングが大量に入ってくるところ

▼一般トレーダーを可能な限り損させるように動くアルゴリズムからすると、↓この部分は「カンタンに大量のショートを積めそうだな...高値更新を期待したハイレバロンガーを全員地獄に突き落としてやるか」というところ=結果的にアルゴリズムがEqual Highを形成するモチベーションが働く、というわけです。

エントリー

損切りできなくなる

「Equal High=近いうちにアタックされやすい」と理解していると、

利確できなかったけど、Equal Highになったからそのうち上がってくるだろう

だから、ロングの損切りはせずしばらく耐えていれば平気なはずだ

と考えて「損切りを引き延ばす/設定しない」という行動が合理的に思えるようになってしまうのです。

▼こんなふうに、Equal Highをすぐにアタックしにくるのを願って延々と損切りを伸ばしていき、気付いたころには取り返しのつかないほどの損が膨らんでいく...

SMCエントリー

「Buy side Liquidityを取りに行くはずだ!」という思い込みでこのような"陽線飛びつきロング"をする時点で損切りのことを考えていないことが多いので、

いざ反転下落してくると上図のように延々と損切りラインを引き延ばしやすい...というわけです。

永遠にナンピンしたくなる

さらにこの直前飛びつきロングで最悪なのが、

Equal Highが形成された=逆にロングのチャンスだから、下がるたびにナンピンすればいいな

と考えてしまいやすいこと。

▼ここで「Buy side Liquidityを取ってしまう前にエントリーしなきゃ!」と焦ってロングしたとする

SMCエントリー

▼Liquidityにわずかに届かずEqual Highを形成して下落してきたのを見て「Equal HighだからFVGでサポートするかも、ロングを追加!」とナンピンの正当化心理が働きます

SMCエントリー

▼「Sell side Liquidityを取ったらさすがにEqual Highをアタックしに反転するだろう、さらにロングロングロング!」とさらにナンピンを正当化

SMCエントリー

▼...というふうに、最初に飛びついたロングを否定したくなくて「残ったEqual High」を根拠にどれだけ下がってもナンピンを永遠に正当化したくなる心理が働き続けます

SMCエントリー

上記を「ハイレバでナンピン」していたとすると、たった1度のエントリーだけで大惨事になることはカンタンに想像できるかと思います。

短期的に何度か勝てても、近い将来必ず破産するパターンです

Liquidityに向かって伸びているところで飛びつきエントリー

Liquidityで利確

このパターン、「アルゴリズムはLiquidityを取りに行く」という基本中の基本原則がある以上、やってみると何度かは勝てます。

ところが、この「何度か勝てる」というのが実は大きなワナで、

運がいいと、2連勝3連勝...と連戦連勝できて

うわー必勝法見つけたわこれ。ハイレバでやればもっと稼げるだろ

と実力以上に調子に乗ってしまう...なんてことにつながるんですね。

この飛びつきエントリーで10連勝して100万円稼いだとしても、

11回目にLiquidityに届かず反転→損切り引き延ばし&ハイレバナンピンした結果、たった1度負けただけで10連勝の100万円以上の損失がカンタンに確定します。

下手をすると、たった1度で口座がトびます。

利確ターゲットが近く損切りがひたすら遠い「損大利小」になることが約束されたエントリーだからです。

▼では、どうすればいいのか

ICTは、以下のエントリー原則を唱えています。

  • ロングするのは落ちているとき(Discount)
    → 上がっているところについていくようなロングをしない
  • ショートをするのは上がっているとき(Premium)
    → 下がっているところについていくようなショートをしない

落ちているときにロングを積み、上がっているときにショートを積むのがアルゴリズムの動きだからです。

今回の例で言うと、

▼以下のように「FVGを埋めに落ちていった時にロングをする」というのがICT的に正しいエントリー思考方法。

SMCエントリー

FVGを埋めたところでロング...の例

SMCエントリー

SMCエントリー

落ちている時にロングをする計画をしっかり立てることで、たとえ負けても損を小さく、勝てば利益を大きくすることができる...というわけです。

▼もしこの時点でFVGでロングを逃している場合は、潔くあきらめて次のチャンスを待って眺めているだけに徹する(=何もしない)ことが重要

SMCエントリー

「どう見ても勢いありまくりでそれに飛びつきたくなるけど、もう遅過ぎるから何もしない」というメンタルの強さ/弱さが試される正念場です。

まとめ

「Liquidityに向かって伸びているところで飛びつきエントリー」は、1度・2度・3度は勝てても、その次の1発で全てを失う破滅のエントリー

一方的に伸びている状況でロングしたくてうずうずしているときに、以下❌部分で「Liquidity(Equal High)を取る前にロングしちゃうか!」という衝動に駆られたら要注意。

SMCエントリー

これはロングの例ですが、

Sell side Liquidityに向かって今まさに伸びていこうとしているところで飛びつくようにショートも当然NGです。

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