【SMC練習問題】ゴールド その3

SMCのアルゴリズムをシンプルに考えて理解しよう、その4。
ゴールドは3つめです。
▼ゴールドのチャートで、
2025年12月1日〜12月12日の範囲を表示してください。

この部分の「日足」チャートを見てアルゴリズムの動きを分析してください。
▼また、上記部分を「4時間足」で拡大した以下部分を見て分析してください。

後から見るとシンプルで簡単そうだが、リアルタイムで見ていたら難しい...という典型例です
ー もくじ ー
分析例
日足
1. Buy side Liquidityを取る
↓
2. Bearish OBに刺さる
↓
3. Bullish FVGを埋める
↓
4. Sell side Liquidityを取る
↓
5. Equal Highをアタック

▼日足Sell side Liquidityを取った部分を拡大

日足のswing low(=Sell side Liquidity)を認識しておくことは重要であることを示す例です。
4時間足
1. 日足Sell side Liquidityを取った後、Premium Buy side Liquidityを取る→下落
↓
2. Sell side Liquidityを取りつつOTEでロング積む → Equal Highへ向けて上昇
↓
3. Discount FVGを埋める → Equal Highをアタック

アルゴリズムは、Liquidityを取る・FVGを埋める・Premiumでショート/Discountでロングを積む...という3つの基本原則を思い出してほしいところ。
特に、4時間足のDiscount FVGの精度の高さは注目です。
とはいえ...言うは易し、行うは難し。
▼リアルタイムで見ていると、そんなシンプルな分析では済まない難しい要素がありました。
このチャートの難しいところ
「週足」を開いて、このFVGを引いてみてください。
▼この週足FVGを、埋めそうでギリギリで埋めにこないというのが難しいところでした。

ギリギリで埋めない週足FVG
とくに、別記事「FVG:上位足が下位足を支配する原則」を読み「より上位に存在するFVGに強く引き寄せられる」という意識が根付いているかたほど、この週足FVGの存在が気になり、
「埋めに下落してくるのでは」という(結果的に誤った)Biasに固執してしまいがちだったのでは...と考えます(ぼく自身この週足FVGに悩まされました)。
そもそもこの週足FVGはただ存在するだけでなく、「埋めるために落ちてくる」と考えるに妥当な理由がありました。
▼日足Buy side Liquidity + OB + OTE(Deep Premium)
= ある程度の下落があってもおかしくない...と考えられます

▼短期足で見ても、週足FVGへ向かって一直線、「埋めにくる気満々」に見える

つまり、上記のとおり短期足を見て週足FVGへ向かって下落しているときに「中長期的にはBullishだけど、短期的にBearishと見て週足FVGをターゲットにショートを検討する」というのは何ら間違ったことではない、と言えます。
▼ただし、この日足Sell side Liquidity(1時間足ではEqual Lowになっている)を取った直後に大きく反応したあたりから「おや?もしやこれは...Bearishバイアスは誤りかもしれない...?」と考え直す第1のキッカケでした

▼第2、そして決定的なキッカケは、夜中のFOMC(矢印部分)でOTE→大きく上昇したこと

▼FOMCを経て朝チャートを見て、この4時間足Discount FVGが発生した時点で「Bias=Bullishでは?Equal Highを先にアタックしに行くのでは?」と考えられたかどうか

...と、このように「上位足FVGに引き寄せられ下落するだろう」という前提で考え"続けて"いると、ひたすらショートをナンピンしまくり損切りせず安心している→結果大損...といったこともありえる状況でした。
もう一度まとめると、以下のように考えるのが"正解の一例"です。
- 火曜:日足Sell side Liquidityを取った直後に反転上昇
→ これでBias=Bearishの誤りを警戒 - 水曜:夜中のFOMCがあるため様子見
- 木曜:朝、4時間足でBullish FVGが確定しEqual Highが残っている
→ 最低限Equal Highを取るまではBias=Bullish想定で考える
これらは経験を積み重ねた量が大きく影響するところであり、
- いつ・どの時点で「週足FVGがターゲットではないのでは?」と思考を切り替えられたか?(もしくは切り替えることができなかったか)
- どの時点までBearish想定で・どの時点からBullish想定だったか?
というのは、人によって相当大きく変わってくるところだったと思います。
▼あくまでも個人的な解釈ですが、この日足Sell side Liquidityを認識できていたかどうかがとても重要だったと考えています(単純に"pdLowを取る"以上の意味を持ち得ます)。

上位足FVGがあったらそこへ向かってエントリーすればいいということではない=そんな簡単な話ではない
ということを示す良い例でした。
▼やってはいけないショート
日足Sell side Liquidityが直下に控えていることも忘れて(もしくは気付かずに)、ただ単に「やばい!週足FVGに落ちちゃう前にショートしなきゃ!」という焦りで「落ちてるのを見て追いかけショート」は絶対にやめた方が良いです。

このエントリーは、たとえ1度2度は成功したとしても、いずれは身を滅ぼします。
▼追いかけショートではなく、swing high起点にPremiumを探し、Premium FVGでショート...といったように、かならずアルゴリズムの特性を織り込んだ計画性・戦略性のあるショートをすることが重要。

あくまで、考え方の一例です
この例の場合はショートしても負けますが、計画性のある負けはOKですし、当然のことながらPremiumでショート(Discountでロング)は損小利大を達成するもっともシンプルなコツ。





