ブログテーマ黒系色は白系に比べて収益面で不利?Noです

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2022.07.26
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  • 黒い暗い系テーマだからといって収益が減る=不利という事実はない

という実験結果が出ました。

この記事は、

  • ブログテーマを黒・グレー基調にしてみたい
  • でも「黒系=暗いイメージ・悪い/怪しいイメージ」になってしまい収益に影響があるのでは...と気になっている

...という方へむけて書いています。

ご覧の通り当ブログは「黒メイン × 赤アクセント」の自作WordPressテーマで運営しています。
※ 現在はご覧のとおり緑&青アクセントに変えています

「黒×赤」のテーマにした理由は「自分がクールでカッコいいと思っているから」「白いと記事書く&確認する時まぶしくて嫌になるから」という単純な理由なのですが、

ふと、

黒=暗いイメージ、赤=危険のイメージ、ということはこのブログはパッと見の印象で「怪しい系のサイト認定」をされてしまい本来得られる収益を逃している可能性あり...?

と思いました。実際、ググってみると黒と赤のイメージはヤバイです。

  • 白:純粋・清潔・潔さ・美しさ・神聖
  • 黒:クール・上質・暗闇恐怖
  • 赤:愛・情熱・残酷破壊危険地獄

・・・この僕のブログは、残酷で危険な破壊衝動や死の恐怖で地獄に突き落とされるような無意識イメージを植え付けるらしい(^^;

こういったイメージを根拠に「ブログテーマは白系の明るい色にしとけ」って記事も散見されます。

まぁ普通にそりゃそうですわ、っていう話ですよね。

そこで、本当にダーク系テーマでは怪しまれ読まれにくくなるのか・モノが売れなくなるのか検証するため、テーマカラーを「黒→白、赤→青」と反転させた見た目まぶしい爽やかなテーマへ書き換えて1ヶ月運用しました。

白い頃のキャプチャを撮り忘れて申し訳ないですが、まんま黒を白・赤を水色に反転させた状態でした。

僕の実施前の想定は「なんだかんだ結局は収益変わらないっしょ...?」で、この想定通りの結果となり安心しています。

というわけで、ダーク系テーマのブログもっと増えろ。

ブログテーマ黒系統と白系統、色により収益に違いが出るか実験結果

収益の遷移を見るために、2020年5月・6月が黒テーマ、7月が白テーマ(変更)、8月が黒テーマ(戻し)、と変えていった結果を載せます。

  1. 黒テーマ 5月収益:24,970円 / 19,750PV
  2. 黒テーマ 6月収益:33,690円 / 15,466PV
  3. 白テーマ 7月収益:13,264円 / 15,358PV
  4. 黒テーマ 8月収益:16,775円 / 14,509PV

記事後半で詳しく書くことですが「黒テーマ=収益減る」は成り立たないことがパッと見でもう明らかです。

・・・ちなみに僕は普段PVを全く気にしないのでこの記事を書くためにGoogleアナリティクスの統計を見たのですが、下降トレンドになっていてちょっとショック...。

メモ:

上記数字は、発生ではなく確定です。また、例えば5月に発生し6月に承認されたものは5月に含みます。

5末〜8末にかけて15記事ほど増えていますが、収益化できる記事は投下していない・PVは上昇していない & Googleアドセンスも導入していないという状態なので「記事数増による収益への影響はない」と考えます。

色によるその他指標の違い

コンバージョン(CV)率:ほぼ変化なし

CV数 / 広告のクリック数 × 100 = CV率で計算しました。面倒なので、収益の大部分を占めるa8.netだけです。

5月(黒):27.3%
6月(黒):29.3%
7月(白):27.6%
8月(黒):35.2%

白テーマに変更したからといって極端に上がることもなく下がることもなく。

直帰率:ほぼ変化なし

5月(黒):75.17%
6月(黒):75.26%
7月(白):74.94%
8月(黒):76.79%

白テーマを適用した7月だけ74%台に下がりましたが、誤差レベルの違いしかありません。

平均ページ滞在時間:ほぼ変化なし

5月(黒):05:41
6月(黒):06:18
7月(白):06:11
8月(黒):05:54

滞在時間も普段全く気にしないので、今回初めて意識しましたが「えっ、1ページ平均6分も滞在してるの?長すぎね?」と不安になりました。

プログラミングメモが多いというブログの性質上、記事の途中で止まることが多いのだと推測します。

この結果から分かること

黒いテーマ=悪いイメージ直結ではない

  • テーマが暗いからといって、直帰率は高くならない
  • テーマが暗いからといって、滞在時間は短くならない
  • テーマが暗いからといって、CV率が下がって収益が減ることはない

つまりテーマが暗いからといって、サイト自体を忌避されて離脱されることもなく巡回してくれるし、紹介するモノ/サービスを購入してくれなくなることもないし、

テーマが白+青だからといって目に見えて収益が上がるわけでもない

という結果になりました。

白テーマの1ヶ月は収益が相対的に減ったけど、コロナ影響の可能性大

もう一度おなじものを貼りますが、白いテーマに変更した月だけ収益が目に見えて少ないんですね。

  1. 黒テーマの5月収益:24,970円 / 19,750PV
  2. 黒テーマの6月収益:32,885円 / 15,466PV
  3. 白テーマの7月収益:12,823円 / 15,358PV
  4. 黒テーマの8月収益:16,434円 / 14,509PV

前月比だと半分以上減った印象ですが、実は5月6月は好調だっただけでこれまでは15,000〜20,000円くらいがこのブログの通常です。

5,6月が通常より良いことを考慮しても15,000に届かないのは「あれ?」という感覚。

ただ、7月は10日あたりから新型コロナウイルス感染が再び急拡大した時期だったので、購買意欲自体が低下した影響かなと思っています。

この4ヶ月間のサイト自体の差分は「テーマが黒/赤いか、白/青いか」だけ。

  • 収益化できる記事を追加投入していない(PV自体は減少傾向)
  • この期間中にSNS戦略を変えたなどもなし(そもそもSNSを攻めてない)
  • サイト訪問者の95%が新規というのがこれまでずっと継続

サーチコンソール上の検索順位等グラフも、ほぼ横ばいでテーマ適用期間による大きな変動はありません。むしろ5月の大型アップデート以降はゆるやか〜に下落傾向か...?という感じ。

暗いテーマ、明るいテーマの収益違い

最大の差分であるコロナの急激な再流行がなければ、15,000円〜20,000円の間くらいにはなったのかなと。

なので、「白いテーマだと収益が下がる」ということではなく「白黒どっちを基調カラーにしても収益にあきらかな影響はない」と言えるでしょう。

実験した時期がちょっと悪かったと反省。。

ダークテーマ、ダークモードが世間に浸透したおかげか

昨今、YouTubeやTwitter、SlackやGmailなどの人気Webサービス/ツールはだいたい「ダークモード」に変更ができるようになっています。

僕も黒く染められるものは全て黒くしています。

そういった理由から、ダークテーマ=黒い=怪しいというイメージ直結ではなくなってきているのかなぁと。

単純に黒いと目に優しい感じがして見やすくていいですよね。白いWebページはまぶしくて...。

ジャンルとの相性良し悪しはありそう

食品や化粧品/美容ジャンルなど、人体の安全に直結するような記事や清潔感第一の商材で構成するブログはダーク系配色は(当然)相性が悪いはずです。

僕のこのブログはIT関連メモ系記事が9割なので、ダークテーマイコール怪しいではなく、シックで落ち着いた感じと捉えてくれる、もしくはそんなことは気にすらされないということかなと。

黒いテーマ運用で気をつけていること

  • サイトの装飾をシンプルに保つ

この1点だけ気をつけています。

具体的には「黒ベース+赤アクセントに差し色は青1色だけ、それ以外の色は理由なしに使わない」という点。

たとえばよくありがちな太い黄色マーカー等混ぜてしまうと、本格的に侵入禁止テープのような<警告>イメージに振り切れてしまいそうなので。

まとめ:黒い目に優しいブログもっと増えろ(いや、増えるな)

再度結論、ダークテーマでも収益は変わりませんし収益出ます。

白い画面はまぶしくて本当に目がツライので、もっと黒ベースのサイトが増えると嬉しいです。

・・・・・増えると相対的にこのブログのオリジナリティが無くなっていくからやっぱり増えなくていいかな。。

ちなみに...ダークモードは本当に目に優しいのか問題

ググってみると、「ダークモードが目に優しいとは限らない」「周囲の状況やダークモードが"どんなダークモードか"による」という医療系記事が多かったです。

特に、

  • ディスプレイ周りが明るい場合は逆に目の負担増
    →ディスプレイの文字が見にくくなる
  • 背景色の黒に対し、文字が明るすぎると逆に目の負担増
    →コントラストが強い=目に悪い

ということらしい。

このブログの文字色は白ではなく、輝度を上げてもまぶしくなりすぎないようグレー寄りにしていますが、もし周囲が明るい場合はあなたの目に負担を余計にかけていることに...m(_ _)m

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