High Volume Node(HVN)はサポート/レジスタンスゾーンになる
TradingViewで使える「固定期間出来高プロファイル」ツールで確認できる「High Volume Node/ハイボリュームノード」をロング・ショートエントリーを考える時の判断材料の一つとして利用していこう、という記事です。
High Volume Node(HVN)はサポート/レジスタンスとして機能する
HVNとは、これ↓のこと。
出来高プロファイルで表示されるValue Areaの外側だけど、モリッと盛り上がった山を形成している部分一帯のことです。
この部分がサポートになったりレジスタンスになったりします。(上図の場合はレジスタンス)
僕は、HVNという概念をビットコインデイトレードを始めてから半年間も知りませんでした。
TradingViewの出来高プロファイルのツールで確認していたことは、
- Point of Control / POC
- Value Area High / VAH
- Value Area Low / VAL
の3つのサポート・レジスタンスになり得るラインだけで、HVNを意識することは全くありませんでした。
HVNを見つけるのは簡単で、まず適当なレンジで固定期間出来高プロファイルを引きます。
そして、Value Areaの外側でValue Areaよりも低い山(でもそれなりに目立つ山)になっている部分を探し、その一帯がそのままレジスタンスになります(価格の下側にHVNがあればサポートに)。
上図を見ると、直前までの範囲で引いた出来高プロファイルのHVNがレジスタンスとして機能して強烈に価格を押し下げていることがわかります。
正確にいうと、反転下落し始めたところは、日足レベルの水平線やフィボナッチチャネルのラインが重なっていたのでHVNだけで価格を押し下げたわけではありません。
がしかし、「2つのラインが重なるショート」よりも「2つのラインに加えてHVNも重なるショート」のほうがより自信を持ってエントリーできるというわけです。
あくまでも、幅をもった"ゾーン"としてとらえること
HVNは、ピンポイントでサポート・レジスタンスを水平線「数百ドル〜程度の幅をもったレジスタンスゾーンである」ということを認識する必要があります。
だからこそ、水平線やフィボナッチ・リトレースメントなど他のラインと重なる場合の"補強材料"として使うとよいですね。
「HVNのゾーンに来たから反転するよねエントリーしよ!」とHVN1つだけを根拠にエントリーしてはNGということです。