【体験談】ビットコインデイトレード始めて1年経過。泣きたい

- FX/暗号資産 -
2022.08.22
ビットコインデイトレード1年目体験談
  • 2021年8月から、ビットコインテクニカル分析・デイトレードの勉強を開始
  • 1年経った結果、全く稼げるビジョンが見えなくて挫折しそう
    (今後も頑張るけどね)

というこの1年の振り返り・体験談の書き殴り。

【体験談】ビットコインデイトレード始めて1年経過。泣きたい

暗号資産の「ガチホ」、つまり価格が下がっても我慢して持ち続けるトレード手法が嫌になってきたので「デイトレ」を始めましたが、

デイトレでお金を稼げるビジョンが全く見えない

という状況です。

実際にゼロから始めて稼げるようになった人からすれば、「1年程度で何言ってんだ」となるのかもしれませんが、それはいったん置いておくとして。

マジで、全く、見えません。

お金が大きく減らすような損を出すことはなくなりましたが、これで生活できるくらい稼ぐとかまず無理。

プラスを出し続けている人はマジで尊敬する。

デイトレが資産運用として成り立ってる人はマジでかっこいい憧れる。

学習方法:Chart Championsの動画コンテンツ

Chart Champions ≫というオンライン学習サービスを使って、1年間頑張った。

こんな感じ↓で動画ベースの講義を受けることができたり、discordで同士と交流をもったりできるサービスです。

ビットコインデイトレード1年目体験談

安いプランでも月額97ポンド(16,000円くらい)するサービス。結構高い。

なのでかなり本気目で頑張ったつもりです。

Chart Championsを始める前は、市販のFX本で移動平均線とかMACDとか勉強してトレードしてたけど、1ヶ月ほどで100万以上が溶けたこともあって、

「これじゃヤバいなぁ」と思って、YouTubeで見つけたChart Championsにすがりつきました。

Chart ChampionsのヌシであるDaniel(@CCPool_Daniel)は、ウン百億円ぶんに相当するビットコインを保持する(!!!)と言われるスーパークジラトレーダーです。

100万以上も溶かしたのは、ろくに損切りスキルもないなかレバレッジ2倍でポジションサイズ=1.5ビットコインのロング/ショートとかしてたので、

そりゃまあ溶けるでしょ...

っていう身の丈に合わないアホなトレードをしていたのが原因なんだけど、テキスト通りにゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売りとかしてても

これ、ただのギャンブルじゃね?

という感覚しかなかったのです。

ぼくはギャンブルがしたいのではなく、「俺ってすげぇ!」という自分の"スキル"に酔いたいので、

なんとかテクニカル分析というスキルを身につけて「おれ、市場を読めるんだぜ」っていう悦に入りたいなぁ、と。

学習開始当初は順調だった

Chart Championsは、暗号資産トレードのテクニカル分析に特化したコンテンツ。

学習開始当初はめっちゃくちゃ興奮しました。

  • 水平線の正しい引き方
  • フィボナッチ・リトレースメントの有効性
  • Naked POCという考え方
  • オーダーフローの読み方

などなど、市販のテキストではまぁ知ることのできない内容で、それらを少しずつ確実に自分で使えるようになる喜びはとても大きかったことを覚えています。

そのころは、

勉強すること=知識を吸収すること自体が楽しい

という状態。

しかも、学習を始めた2021年8月ころは強烈な上昇トレンドだったこともあり「落ちたらとりあえずロング」で利益を出せる比較的ラクだった相場です。

その状況も相まって、

やべぇ、勉強したことが活きてる。

なんかロングで利益出るし俺すげぇぇぇヽ(`∀´)ノ

という喜びにあふれていたのでした...。あの頃が懐かしいなぁ

チャート分析はできても、トレードは負けてばかり

2021年11月10日を頂点に下降トレンド開始。

明らかな下降トレンドの最中はショートで利益を出せてはいたんですが、いったんレンジを形成して「上がんの?下がんの?どっちなの?」っていう状況になってから、全然ダメになりました

ビットコインデイトレード1年目体験談

全ての学習動画を見て、テクニカル分析の基礎知識は身についた実感はあります。

正確なサポレジラインを引くこともできるようになりました。

それでも、2022年になってからはトレードで利益を出すことが全くできません。

正確に引いたラインでも、ある時には反応し、ある時には全く反応しない。

ロングした時に限って下に突き抜けて、ショートした時に限って上に突き抜ける。

エントリーを見送った時に限って、事前分析通りに反発していく...

そんなことが頻発し、どんどん自信を失っていく。

怒り狂ってヤケクソエントリーをする。

マーケットは完全にぼくの敵。

今はそんな状況がずっと続いてる。

なぜ負けるのか・勝てないのか

勝つ人が必ずやっていることは、以下3つらしい。

  1. リスク管理
  2. 確率思考(に基づくメンタリティ)
  3. トレードログの記録

これ、全部できてないんだよなぁ。

リスク管理

  1. エントリー前に、どれだけの損失が出るかを算定しておくこと
  2. その損失を「完全に」受け入れること

このうち、①はできるけど、②ができない。

ぼくにはどうしてもやめられないクセがあって、

  1. ロングして損切りを設定。価格が上昇する
  2. 建値に戻ってくる
  3. 建値で決済してしまう

もしくは

  1. ロングして損切りを設定。価格が下落する
  2. 損切りラインにヒットする前に損切りしてしまう

という行動を取ってしまいます。

負けたらいくらの損が出るかは分かってる。

でも、その損をするのが怖くて建値でカットしてしまう。早すぎる損切りをしてしまう。

で、その直後から自分の事前分析通りに価格が動いて怒り狂う。

これ、この1年で100回くらいはあるんじゃないかってくらい。

もうマジで何回繰り返すの!?ってくらい。

損切り逆指値で置くだけで「俺はちゃんとリスク管理できてるよ」と考えてしまいがちだけど、そうではないんですよね。

お前めっちゃビビってんじゃねーか!!!

って。

プロは、次で書くような「データ(エッジ)に基づいた確率思考」でトレードするので、このようなビビりはないらしいです。

むしろ、「マーケットはお金チャリンチャリン製造機」に見えるらしい。

確率思考 と トレードログ

結局、トレードというのは「確率」の問題だと、そう考えるようです。

たとえば、以下のようにフィボナッチ・リトレースメント0.618とweeklyサポートラインが重なったとする。

この時、トレードで利益を出し続けられるプロの人は、

過去のトレードログから、このような状況でロングすれば勝率は74%。

だから、ロングする。

なんの恐怖もなく無感情ロングをするとのこと。

なぜなら、勝つ可能性のほうが負ける可能性のより高いことが分かりきっているから。

で、負けた時には、

しゃーない次があるさ、100回やればだいたい70回は勝てるんだし気にしない

とすぐに切り替えられると。

トレードで勝てない人(つまり、過去ログデータを取っていない人)は、

今回はこのサポートを下抜けしちゃうかも...?いや、耐えるか...?

どっちだ?こんな勢いで落ちてきたら怖いから様子見かな...?

と、1回1回のトレードにフォーカスしすぎて怖がってロングができない。

前回の負けトレード、強固なサポートを下抜けしてしまった記憶が蘇って躊躇してしまう。

で、こう↓なってロングエントリーしなかったことを後悔すると。

つまり、

  • 過去のトレードを全て記録する
  • その記録から、勝率の高い状況を把握する(これがエッジ)
  • その組み合わせが現れたら、"無の心"でエントリーする

という自動的なフローが出来上がっている、というのが勝っている人の思考だと。

そう説いているわけです。

で、僕はロクにトレードログを記録していなければ、「このセットアップの過去勝率は◯%」というデータもありません。

トレードログ、面倒くさくね?

単純に面倒臭いし、「1ヶ月後にそのログを振り返れ」っていうけど、

振り返ってどうすんの?

振り返りってどうやってやんの?

だって、いうても毎回トレードはユニークじゃん...

っていう愚痴ばかりがでてきてしまう。

実際、1ヶ月半くらいログを取ってみました。

勝率悪すぎて草生える...涙

上記からは見えませんが、それぞれエントリー時の画像キャプチャ付きです。

がしかし、「過去ログから学習するスキル」がなかなか身に付かずイライラします。

あとからこのログを見返したとき、

で、この記録をどうやって次のトレードに活かせばいいんだろう...?

ってなっちゃう。

立てる戦略に一貫性がないってことなんだろうな。

一番ツラいのは、先が見えないこと

人生34年生きてきて、1年間は努力を続けたコトのなかで、これほど手応えがないコトは初めてです。

ブログ。

プログラミング。

これらは、1年あれば、わずかながらでも実力がついたという実感を「明確に」得ることができていました。

「このまま努力を続ければ稼げるんじゃないか」そんな道すじが見えてくる、という成功体験があります。

でも、トレードは1年やそこらでは道はまったく見えない。

手応えの「て」の字すら感じません(^^;

この感覚は、ほんと怖い。

もう1年2年3年続けても何も変わらなくて、全て無駄に帰すんじゃないかって。

「正しい努力」ではなかったから当然っちゃ当然

テクニカル分析を勉強して、トレーダーとして努力した気になんなよ

ってことなんだろうな。

テクニカル分析以外に、トレーダーとしての姿勢・自己規律・メンタル・決意みたいな精神的な部分にこそ、稼げる稼げないの境目があるんだろう。

テクニックに走りすぎて、

メンタルなんて、トレード繰り返してれば勝手に身についてくるもんだろ。

メンタル弱いのは場数が足りないんだろ

って考えで1年やってきたので、まぁそりゃ手応えないよな...と反省中。

ようは、相手にすべきはマーケットじゃなくて、サボろうとしてる自分・ラクしようとしている自分なのではないか...という仮説を検証すべき段階ではないかと。

利益を追うのはやめ、1ドルチャレンジで確率思考を身につけたい

勝てなくてツラいなー

先が見えなくてツラいなー

もうこれならブログに専念したほうがいいんじゃないかなー

って思うことばかりで、最近は正直トレードがあんまり楽しくないです。

今、「こうやってみんなは市場から退場していくんだろうな」っていう岐路に立っている感覚があります。

ビットコインデイトレード1年目体験談

続けるか、やめるかの分かれ道...

でも、それが分かりきっているからこそ、トレードをやめてしまうのは悔しい。

これまではGMOコインの円建てトレードをしていて、最小ポジションでも0.01BTCなので負けると500円以上は損して痛かった。

なので、最小ポジション1ドルでエントリーできるBybitで、(どうせ稼げないので)お金儲けを目的としないトレードで、確率思考というものを身につけていこうと思います。

  1. ポジションサイズは1ドル
    =負けても損失は2円とか
  2. プランを立て、立てたプラン通りにエントリーする
    (根拠のないエントリーをしない)
  3. トレードログを残してエッジを探す

こんな感じだけど、さすがにもうちょっとしっかりした規律を作りたい。

何の手応えもつかめないまま過ごした1年と同じようにダラダラとトレード続けても、絶対に何も変わらないだろうしね。

というか、そもそも「まずは1ドルチャレンジから始めろ、素人は絶対負けて金が溶けるから」「トレードログは絶対取る習慣を身につけろ」っていう教えがあるんよね。Chart Championsには。

むしろ、講義の一番最初のほうで教えてくれること。

それを1年無視してきた結果がこれですよ...。

でも、とにかく、継続すること。

途中であきらめて離脱しないこと。

市場に関わり続けること。

これこそが大事だと信じている。

 

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