【たった1冊】基本情報技術者試験おすすめ参考書は栢木先生
基本情報技術者試験のテキストはどれを使って勉強し始めたらいいの...?
そんなかたへ向けて。
ぼく自身の合格実体験に基づいた「つべこべ言わず、これだけ買っとけっていうテキスト1冊」をご紹介します。
それは、このAmazonベストセラー1位の「栢木先生の基本情報技術者教室」です!
ぼくの保有資格について
2012年(当時24歳)より未経験から「ネットワークエンジニア」として働き始め、
2013年に基本情報と応用情報、2014年にセキュリティスペシャリスト、すべて一発合格しています。
このテキストで合格してから10年経ちますが、未だにベストセラーなのは嬉しいですね。
基本情報のインプット用テキストは「栢木先生の基本情報技術者教室」以外に使っていなかったので、ほんとうにおすすめです!
ー もくじ ー
基本情報技術者のテキストおすすめは圧倒的に「かやのき本」
栢木先生の基本技術者教室、通称「かやのき本」を迷わず買いましょう。
ちなみに栢木は"かしわぎ"と読まれがちですが「かやのき」です。
栢木先生の基本技術者教室がおすすめのワケ
僕がかやのき本で「良いなぁ」と思った点を3つ、挙げます。
- ボリュームが少ない。でも必要なところが網羅されてる
- ページ毎に低中高の重要度ラベル分けのおかげで、注力すべき/しなくていいページが分かる
- (重要度ラベル分けがあることで)インプット学習はそろそろ終わり、というタイミングが分かる
1. 「ボリュームが少ない」と「内容網羅」を両立
かやのき本は薄いです。
変な意味ではなく、物理的にページ数が少ないんですね。本を手にした時に受ける威圧感がありません。
基本情報技術者のテキストといえば、「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」がメジャーだと思いますが、まず本の厚さが段違いです。
ページ数の比較:
- かやのき本:496ページ
- キタミ式:720ページ
・・・え?ページ数、違いすぎない!?
ってくらい違いますよね。
「基本情報技術者試験の合格」という全く同じ目標を達成するための本にもかかわらず、220ページ以上、つまり文庫本小説1冊分くらいのページ数の差があります。
「物理的に薄い・ページ数が少ない」というのは、学習開始・継続の心理的ハードルが下がるのでとても重要な要素なのです。
1周、2周、と繰り返し読むのがしんどくならないので、ページが少ないのは大きなメリットですよ。
「そのぶん内容がスカスカなんじゃねぇの?」と疑問に思うでしょうか?
- 僕はかやのき本だけでインプット学習を終えて合格した
- Amazonレビューが、4〜4.5もある
という主観的・客観的事実から、「そんなこと心配すんな」と言っておきます!
2. 低・中・高の重要度ラベル分け
かやのき本は、各ページ上部で「頻出で重要な部分なのか、そうでないのか」のラベルをつけてくれています。
この重要度ラベル分けのありがたさを説明するために、「もしラベル分けがなかった場合のテキストの読み方がどうなるか」の仮定の話をします。
もし重要度ラベル分けがなかった場合のテキストの読み方
- 最初から最後まで、覚えるために全て丁寧に読む
- 最初から最後までとりあえず1周全て軽く読む
このように、どこに重点を置いて読めばいいのか分からないので、全てのページに対するパワーのかけ方が均一になります。
もしかしたら、最後に余裕があれば覚えるべき箇所を最初に熟読しているかもしれません
理解必須のところを「まぁ...いいか」と軽く読み飛ばしているかもしれません。
これで、なんとなく重要度ラベルの便利さが理解していただけたかと。
かやのき本であれば、例えば
- ページをめくるたびに重要度を確認
- 「超重要」「必須」ならよく読み、分からない部分にマーカー。「時々出る」なら軽く読む程度で先に読み進める。→1周目を終わらせる
- 2週目から「超重要」「必須」の不明点をググりながら潰していく。1周して知識をつけた頭でもう一度「時々出る」を読む...
このように、
得点源になる部分から注力し、あまり出題されない=得点にならない=時間を割く価値がないページには余裕ができたら取り組む
などと、メリハリをつけた学習できます。
「内容が難しいんだけど...」と感じるページは大抵「時々出る」のページなので「後回しにしてとりあえず先に行くか」と行動できます。
3. 「インプット学習はそろそろ終わり」のタイミングが分かる
「超重要」「必須」「時々出る」のうち、
「超重要」「必須」のページに書いてあることが頭に入ったかな、という感覚になったら、いちど問題集へ移行してみましょう。
重要度ラベル分けがあるおかげで「いつまで読んでもやった気がしない。まだ読み込まないと不安」にならないのは、精神衛生に優しいですよね。
「時々出る」が分からなくても、その状態で過去問で何点取れるのかを見て「あとどれくらいテキスト学習をするか」を判断すればOKです。
基本情報技術者なんて結局は、4択問題で6割取れれば合格で、半分近く落としてもイケると考えれば気が楽になるはず。
【警告】電子書籍版を買うのはやめた方がいい
僕は電子書籍ではなく現物の本を購入して学習しました。
そして、これから学習を始めるあなたにも物理購入することをおすすめします。
電子書籍版をおすすめしない理由:
- 電子版は物理的な厚みがないので、読み進める「達成感」がない
- 電子書籍版は印刷が荒く・文字が小さく、読みにくい
1. 「これだけ進めた」という実感・達成感がない
テキストにしおりをはさんで「ここまで進めたんだ」というのが分かるだけで、「自分けっこう頑張ったやん」という自己肯定感が生まれます。
また、「残りは4分の1、あと少しで1周完了する...!」と分かるのもモチベーションにつながります。
電子テキストだと、どこまで読み進めていて残りどれだけなのかサッパリ分からない、となるので、俗に言う「終わりのないトンネルを進んでいる」という感覚に陥るのが僕は嫌い。
読んでも読んでも進んでるのか分からないのは無意識ながらもモチベーションをガリガリ削っていくのです。
2. 電子書籍、出版雑すぎ問題
AmazonでKindle版を試し読みダウンロードしてみましたが、
- 表示が荒くて読みづらい
- 文字のサイズが小さく読みづらい
という感じで、明らかに電子書籍用に表示が最適化されていません。
デカいタブレット端末を持っていればまだマシかもしれませんが、スマホだとまずストレスしかないはず。
「内容が難しい」と感じて勉強が嫌になるならまだしも、「そもそも読みづらいから嫌」となってしまっては本末転倒です。
やはり、どれだけゴールに近づいたか分かりやすい・読みやすい物理本に軍配が上がるかなと。
おすすめの学習方法:暗記ペン&暗記シート
かやのき本では、覚えるべきキーワードが単語単語で緑色でハイライトされています。
このキーワードを暗記ペンで塗り潰し、塗ったところが黒く見えるようになる暗記シートを使っていました。
書籍内の重要語句は緑色で書かれているので、
「緑色の暗記シートを使えば、ペンを使わなくても消えんじゃね?」
と思うかもしれません。
しかし残念ながら、緑色の暗記シートを使っても文字は丸見えになるので、自分でペンで塗りつぶしていく必要があります。
ただ、重要語句を意識的に塗り潰すというアクションを加えることで、ただ読み流すよりは印象に残ります。
暗記手法としては鉄板の方法なので、ぜひお試しあれ。
おすすめの基本情報技術者テキスト まとめ
「栢木先生の基本技術者教室」は...
- 低ボリュームかつ内容が充実
- 3種の重要度ラベル分けで、パワーのかけるパートを間違えない
- ラベル分けのおかげで、過去問学習に移るタイミングがハッキリする
かやのき本は、合格に向けて最短効率を求めることができるテキストです。
何か新しいことを始める時、初動の早さは一番大事。
「どうやって勉強してみようかな?」「何を使って勉強始めようかな?」と考えてしまっているあなたへ。
まずはかやのき本を買って読み始めてみてください。
ネット購入する際は、古い年度の本を購入しないよう要注意。
年度で絞って検索しても混じって表示される可能性もあるので「●年対応」という部分を必ず確認しましょう。
ちなみに:問題集は定番のコレ1冊
基本情報の問題集は昔から「パーフェクトラーニング」が定番です。
もちろん、ぼくもコレで勉強していて合格できました。
栢木先生のテキストで知識をインプットし、最初は意味不明だったはずの「パーフェクトラーニング」の問題たちが、
分かるようになってきてるじゃん...!
という知的興奮をぜひ味わってみてください。