節約自炊ヤーは必須スキル"物価感覚"を身につけるべし
節約のため、自炊を始めたい
そんなかたへ向けて、
- 料理するだけが自炊のスキルではない
- 自分が住んでいる街の「物価感覚」を身につけることが大事
ということを主張する記事です。
ぼくは、2022年時点で34歳独身・大学生のころから自炊歴14年の超ベテラン。
独身貴族が自炊するとお金が貯まります。
外食をせずとも生活ができるようになるからです。
ただ、物価感覚がぶっ壊れていると貯金効果は半減。
ぜひ「これは高い?安い?」を判別するスキルをマスターして貯金を増やしていってください。
ー もくじ ー
節約自炊ヤーは、必須スキル"物価感覚"を身につけるべし
▼もやしは10円台なら安い。
▼にんにくチューブは、88円ならまぁ普通。98円だとちょい高。セールなら68円くらい。
▼しょうゆが1リットルで100円以下、めちゃくちゃ安い。
▼自炊ヤー必須の調味料、中華スープのもと「シャンタン」。250gで498円は高い。
豚コマ、100gで108円は高すぎる!セールとか嘘だろ! 100g88円で普通、セールなら78円くらいが妥当。
・・・
とまぁこんな感じで、グラムと値段を見るだけでそれが高いのか安いのかを判断できると節約上手になれます。
ぼくの家の近所には4店舗くらいスーパーがあり、
どの店の何が安いか
を把握して2店舗に絞って買い物をしています。
- 1店舗は肉と米だけ買う店
- もう1店舗はそれ以外の食材を買う店
肉の値段は店によって全然違うので要チェック
しょうゆは1リットルあれば半年は保つし、シャンタンも500gあれば同じく半年は保つ。
なので、調味料系は価格が安かろうが高かろうが購入頻度が少ないので、多少高くても家計に大した影響はありません。
ところが、肉。
肉は購入頻度が高いので、お得な価格で売っている店を把握する価値があります。
たとえば、ぼくの近所のスーパーを例に挙げると、
とりムネひき肉:100g98円のA店と68円のB店。
豚コマ切れ肉:100g128円のA店と78円のB店。
これくらいの価格差があるので、肉の購入はB店と決めています。
これまで2度引越したことがあり、そのたびに近所のスーパー巡りをしますが、
- 全国チェーンのスーパーは、肉が高い
- 地域に根付いた地元感あふれるスーパーは肉が安い
→ "特売"の概念があってさらに安くなる日もある
という感覚があります。
地元スーパーが近所にあれば、一度のぞいてみることをおすすめ。
【本末転倒】スーパーのはしごは時間の無駄
安さを追い求めてスーパーをあちこち回って買い漁れ!
と言っているわけではないので注意。
「チラシを見比べて1円でも安いスーパーをはしごする主婦の姿」を漫画などで見たことはあるかと思います。
これは現実ではやめましょう。
繰り返しにはなりますが、ぼくは
- まず最初に近所のスーパーを複数見回って物価感をはかる
- A店では肉と米を買う、と決める
- B店ではそれ以外の食品を買う、と決める
という行動をとっていて、もっというとA店で肉を買うときは2週間分くらいをまとめて買って冷凍保存します。
つまり、A店にはほとんど行く機会はなく、買い物のほとんどはB店で済ませます。
「両店のチラシを買い物のたびにチェックして安いほうで買う」ということはしていません。
- チラシなどで1品1品価格を毎回チェックする時間
- ハシゴにかかる時間
これら時間もコストになりストレスになります。
10円の安さのために30分余分に時間を使うとかアホすぎね?と気付いた大学生のころのぼく。
価格が安くなるほどマズくなる食品・調味料【経験談】
参考程度にどうぞ。
食品
- ウインナー・ソーセージ
美味しい=高めのウインナーは豚肉メイン。
安くなる=とり肉がメインになるということです。
ウインナーに必須のジューシーさが全くなくなるので「明らかに」味が落ちます。
パッケージ裏の原材料を見て「とり肉」がトップに来ていたらやめておくのが無難。
サイコロステーキとかもそうですが、色々なものを混ぜ合わせて固形にした成形肉は値段と味が正比例しますね。
調味料
- オイスターソース
- サラダのドレッシング
ぼくはオイスターソースは自炊の必須調味料として捉えていて、何にでもいれます。
炒め物はもちろん、マーボー豆腐、カレーにすら入れます。
この前、近所のスーパーのセールで「1ビン98円」で売っていて
98円!?
安っ!
となって買ってはみたものの、それまで使っていた1ビン178円のものと比べると明らかに風味がおかしかったのです。
かければたいてい旨味が増すオイスターソースですが、安いオイスターソースはかけないほうがマシでは...?というレベル。
1ビン100円を切るオイスターソースが売っていたら、間違いなくハズレ
(原材料名を見て「カキエキス」がトップに来ていないものはハズレ)
というのは覚えておいて損はありません。
サラダのドレッシングも同様に、1ビン100円を切るものは美味しくない、と認識しておきましょう。
おそらく、1ビンを使い切ることなく別のものを買うことになるはず。
安くても味の劣化を感じにくい食品・調味料
食品
- とりムネ肉・とりムネひき肉
- 豆腐
30歳を過ぎるとあっさりしたとり肉が神食材になってきます。
しかも豚肉・牛肉より価格が圧倒的に安い。
とりはとりでも脂身が多い「もも肉」は国産・ブラジル産で味の良し悪しがわかりやすいですが、脂身がほとんどないムネ肉は安くても美味しいです。
豆腐は安いもので300g30円台。
おそらく、そのまま冷奴で食べれば違うのでしょうが、マーボー豆腐などの料理にしてしまえば安いものでもめちゃ美味しく食べれます。
調味料
- 塩
- しょうゆ
- にんにく・しょうが(チューブ)
このあたりは、最安のものを買い込んでおいて問題なし。
塩は1kgの巨大なものでも98円とかで売っていたりして「安すぎね!?」と驚くかもしれませんが、塩はパスタを茹でる時に大量に使ったり、全ての料理の味付けに必ず使うものなので
塩は全て味が同じという話もあるようなので、なおさらぼくは塩は安いもので満足しています。
まとめ:近所のスーパーをめぐって価格感を養おう
節約自炊ヤーは、
まず、近所の複数スーパーで肉・野菜・調味料の価格を見比べる
ということから始めてみましょう。
スーパーごとに高いもの安いものの目安がついてくるはずです。
10年以上自炊を続けているぼくは、外出先でスーパーを見かけるとつい入ってしまい、
このスーパーは◯◯が高い/安いなぁ
と見てしまうくらいには頭の中に物価感が染み付いてしまいました。
物価選定眼。
お金を貯めたいかたにとっては、役立つスキルになること間違いなし。