exochartsをビットコイントレードに活かそう【チャート事例】

仮想通貨テクニカル分析

ビットコイン価格が重要なレジスタンスに突入した!突破するか?反転して下がるか?

ずっとレンジだったけど、ブレイクした!これはこのまま上がるか!? それともフェイクで戻ってくるか!?

・・・のように、ビットコイントレードをしていると誰しも悩んだことがあると思います。

デイトレード・スキャルピングをメインとするかたは、毎日のように考えることではないでしょうか。

そんな時に役に立つのが「exocharts/エグゾチャーツ」というOrder Flow Chartです。

exochartsのチャートを見ると、この時間のこの価格帯で◯メガのボリューム(ロング/ショート)が入りました、というのがわかります。以下、一例。

TradingViewに慣れていると「なんじゃこりゃ、複雑だな」と思ってしまうようなチャートに見えますが、exochartsの見方に慣れてくるとTradingViewとセットで見るのが当たり前になり、exochartsなしではトレードできなくなります。

本記事では「TradingViewでこうなっているときにexochartsがこうなると、結果こうなりやすい」というような事例集として溜め込んでいきます。

exochartsの設定の仕方など詳しい使い方は書いていません。

exochartsは無料プランでも4時間足までなら確認できますが、4時間足より短期で見たい場合は有料プランで契約する必要があります。

exochartsをビットコイントレードに活かせる場面

exochartsがもっとも威力を発揮する場面は、

レンジ(や重要なサポレジライン)をブレイクしにいこうとする場面です。

つまり、

  1. 価格がレジスタンスラインにヒットするときに「ラインを突き抜けて上昇継続する確率と反転下落する確率」のどちらが高いかを推測できる
  2. 価格がサポートラインにヒットするときに「ラインを下抜けて下降継続する確率と反転上昇する確率」のどちらが高いかを推測できる
  3. ずっとレンジだった状態からブレイクするときに「フェイクかどうか」を推測できる

ということになります。

これら3つについて、exochartsの事例を書いていこうかと。

レジスタンスに突入する場面でのexochartsを活用

▼2021年11月25日のチャート。緑丸部分がDailyとフィボナッチ・リトレースメント0.618-0.66が重なる堅いレジスタンスに向かって突入していった場面です。

▼5分足だとこのように見えていました。

反転下落を狙ってショートするか?それとも突破すると見て静観か?

という状況ですが、exochartsを見ると「これはショートできそうだ」と判断できるようになります。

もしくは、それ以前にロングポジションを持っている場合は「ここで部分利確しておこう」と判断できるポイントでもあります。

▼exochartsの5分足で見てみると、このように見えています。緑色のラインが、フィボナッチ・リトレースメントの0.618ライン。

赤枠で囲った部分(バー右半分)がロングのボリューム、緑枠で囲った部分(バー左半分)がショートのボリューム。

▲レジスタンスに向かうところ、レジスタンスを超えた直後にメガ単位(M)の大きなロングボリュームが入ってきていることがわかります。

特に、左から1本目の頂点に向かうローソク足とまさに頂点のロングボリュームはメガメガメガとガンガンロングが入っています。

メモ:

数字の背景が黒くなっているのは「imbalance/インバランス(不均衡)」を表していて、ロング数値の背景が黒ければ「その価格帯ではロングの注文が多い」ことを意味し、ショート数値の背景が黒ければ「その価格帯ではショートの注文が多い」ことを意味します。

頂点に向けてロングが入った直後から、今度はショートのimbalanceが確認できます(やはりメガ単位で大きなボリューム)。

▼これは、以下緑矢印部分に来た時点で「頂点付近でロングをして含み損を抱えた人がたくさんいる」という状況を意味しています。

ちょっと極端に「頂点でレバレッジ100倍で100ビットコインのロングを入れた人」の気持ちを想像してみてください。

上にブレイクすると思ったら直後に大量のショートが入ってきて一瞬で含み損、いきなりショート優勢で価格がリバウンドするかどうか不安...。

そんな状況です。

このまま価格が下がると大量のロングが損切りさせられます。損切りは価格を押し下げる方向にはたらくので、さらに価格は下がっていく流れが推測できる、ということになります。

というわけで、上記緑矢印あたりでショートが入ってきたのを見てからショートを入れるのが定石。

価格が下がる可能性が高いことを示す客観的データを確認してからポジションを持てるようになるため、勝率が上がるというわけです。

TradingViewでは「なんか勢いよく」

  1. レジスタンスに向けて大量のロングが突っ込んでいくのを見届ける
  2. 価格が上げ止まるのと同時に大量のショートが入ってくること(=大量のロンガーが含み損を抱えている状況の発生)を確認する
  3. ショートを入れる

サポートに突入する場面でexochartsを活用

事例を準備中・・・

レジスタンスに突入時と考え方・見方はまったく同じ。

サポートに向かってショートが増えていき、直後にロングが入ってきて大量のショーターが含み損を抱える状況を見たあとにロング。

レンジブレイクをしそうな時にexochartsを活用

2021年10月10(日)の13:45〜くらいから、平行チャネルのレンジ上限をブレイクしました。以下は1時間足。

5分足だとこんな感じ↓。

このチャートをリアルタイムで見ながら「ブレイクはフェイクっぽいので、反転下落すると読んでショートをする」という判断をしました。

その根拠は、exochartsで見る、ブレイクする直前とブレイクした後の5分足ボリュームとデルタ

「このブレイクはフェイクだ」と判断した根拠

  • ブレイク時(内から外へブレイクする時)のボリュームとポジティブデルタが大きい
  • ブレイクした後、ボリュームとポジティブデルタがブレイク時より著しく減っている

ブレイクする時の5分間のボリュームは95M、デルタが50M。

ブレイク直後の5分間のボリュームは減って65M、デルタが半減の24M。

ブレイクして10分後のボリュームはさらに減って51M、デルタがマイナス2.1M。

15分後のボリュームは51M、デルタが大きくマイナスの20M。

・・・

とこのように、ブレイクに向かうまでのボリューム・デルタが一番大きく、ブレイクしてからはボリュームが減り続け、デルタはマイナス=ロングよりショートが多くなっている、という状態であることが読み取れます。

本当のブレイクの場合は、ブレイク直後からもボリューム・デルタが増えないと価格上昇の圧力は維持できない。

そう考えると「今回はフェイクだろう!」と判断しショートが成功したのでした。


次の例。

▼短期的に下降トレンドの状況で発生したレンジを飛び抜けようとしているところ。weeklyレジスタンスとフィボ.618 - .66が重なる絶好のショートポイント。

exocharts

exocharts(2分足)で見るとどうだったかというと、

  • レンジ内からレンジの上に抜ける時のボリュームが13M、デルタが10M
  • レンジの外に出た後、さらに上に向かおうとする時のボリュームが2〜6M、デルタが1〜2M

exocharts

レンジを抜ける時のボリューム・デルタに比べると抜けた後のボリューム・デルタが圧倒的に少ないことがわかります。

つまり「レンジをブレイクして価格が上昇を続ける」と判断してロングをするよりも「レンジ上限のレジスタンスに弾かれて価格は下落する」と判断してショートを入れる方が妥当だと推測できることになります。

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